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適切な方法を知る

こんにちは。りえです。お盆前に暑さが頂点に達したかと思ったら、数日後には一気に涼しさを感じるようになりました。これを書いている今も、少し肌寒さを感じています。

前回の話と繋がっています

わさわさと葉を付け、にょきにょきと枝を伸ばしていた我が家のリンゴの木。一見すると元気に生い茂っているようで、「よきかな」と呑気に構えていたら風に吹かれて傾いてしまいました。原因は成長中の幹に対する枝葉の重みであると気付き、家にあった剪定バサミでカットしました。

道具を選び間違えた

後で分かったことですが、我が家に合った剪定バサミは「刈り込みバサミ」というものでした。柄もハサミも長くて両手で持って枝を挟んで切るタイプです。よく間違われるらしいのですが、大きいので高いところにある枝や太い枝を切るハサミだと思っていました。そうではなく、葉を広く切るためのハサミだったのです。例えばツツジを丸く刈り込んだりするときなどに。

たしかに途中で違和感があった

細く柔らかい枝は、チョキチョキ切れました。リズムよく、それこそ植木屋さんにでもなった気分で気持ちよかったです。ところが、少し太い枝になると同じ調子では切れなくて、一度姿勢を整え意識を集中させないと切れませんでした。しかも一度では切れない枝もあり、何度か切るポイントを変えました。その時点でおかしいな、と気付くべきでした。その間に枝を必要以上に傷つけてしまい、痛ましい気持ちになりましたし、自分の肩や背中も多少痛めた気がします(その晩グッタリ)。

痛みを伴った緊急対応

前回、育て方を調べずにリンゴの木を育て始めたという話をしましたが、剪定に関しても適切な方法を調べずにやってしまいました。今回は緊急対応として強引に対処し結果的に木の傾きはおさまり、すっきりと健康的な樹形(?)になりましたが(これもきちんと調べたわけではなく、私の感覚なので正しいかどうかは分かりません)。木と自分を不必要に傷つけてしまいました。

状況の振り返り

本当はもっと適切なやり方があったのです。木が傾いていることに気付いていながら2週間もそのままにしておけたのに、その原因に気付いた途端に何も考えずに即行動するとは。そのときの状況を振り返ると、ちょうど暑さが和らいだ夕方で外に出ていたこと、たまたま仕事が一区切りして時間が空いていたことから、気まぐれにハサミを手に取ったのでした。完全に自分の都合と気分で動いています。「クライアント=リンゴの木」にとっては、たまったもんじゃありません。

こうすればよかった

すぐに対処したい気持ちを抑えて、適切な方法や道具を調べる時間をとる。専門家に相談する。そうなると、何らかの方法を調べて理解して・・道具を準備して・・専門家からの回答を待って・・など、時間はかかってしまいます。それでもここで適切な方法を知っておけば、次回同じことが起きたときにそれこそ2週間も放置せずにすぐに行動に移すことができます。正しい道具を準備しておくことで、次回は木も自分も痛めずに対処することができます。はやる気持ちを抑える多少の忍耐を要しますが、失敗を、再現性のある方法の学びの機会に変えることができます。

まとめ

今回のテーマは「適切な方法を知る」でした。適切な方法を知るまでに踏まなければならないステップがいくつかあり、緊急時にはもどかしいと感じることもあります。ここで思い出すのは、「7つの習慣」の「緊急ではないけど重要なこと」。「時間管理のマトリックス」でいうところの「第二領域」です。今回の話で言えば、「リンゴの木の育て方・メンテナンスの方法を知っておく」に重点を置くということです。その時間が取れないのであれば、そもそもリンゴの木を植えるべきではなかったのでは?ということになります。「リンゴの苗木を買う」という最初に取った行動がどういう信念に基づいていたか、その先の影響をどこまで考えていたか。私のように「気分で動く♪」一面がある方は、ぜひ一緒によりよい生き方を模索していきましょう。

前回に続き、我が家の庭の話を聞かされて退屈ではなかったでしょうか(笑)この記事を読んで、もっとここに触れてほしかった、こういう考え方はどうなの?など、お気付きの点がありましたらぜひ教えてください。noteのコメント欄でもtwitterのリプ欄でも、お気軽にどうぞ。読んでくださった方とのやり取りがしたくて、「スキ」ボタン(♡)を押したときに出てくるメッセージにこだわってみました。アカウントをお持ちでない方も、「スキ」ボタン(♡)を押すことができますので、よかったら押してみてください♡最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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