あなたの『一字』は?

先日、リンクトインというSNSでAya Nakaneさんの『書』の投稿を見つけたのがきっかけで、素晴らしいフィールドワークをされている方がいらっしゃるのだなぁ、と思い、ぜひともお願いしたい!と思い、『心の一字』セッションをお願いしました。

Ayaさんのライフワーク活動についてはこちらをご覧ください。

彼女の書の作品は、インターネットを通してでも魂のこもったエネルギーを感じることができ、素晴らしいと思いました。

いつもは私はコーチングや授業を通して、クライアント・学生の皆さんにガンガン質問して答えていくことが多い中、1時間丸々と私のことについてお話しする機会があり、そのこと自体も新鮮でした。

いつもは『対話』の形だったり、『私ばっかり話したら申し訳ない』という気持ちで、こんなにじっくり自分のお話を聞いていただく機会というのもなかなかないことに気づきました。

自分のことについて『話す』ことにより、自分のこれまでの振り返りにもなりますが、何よりも、Ayaさんから『一字』を頂くこと、そしてAyaさんの受け止め方を通して、自分を客観的に再認識できた、ということが今までに体験したことがないものでした。

共同作業をこんなふうに形にできるなんて、そしてAyaさんの才能を通して感動を人に与えられるということ自体が感動でした。

私がAyaさんに頂いた私の一字はこちらです。

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このセッションを通して、Ayaさんの傾聴力・分析力がとても素晴らしいと思いましたので、ご本人の了承を得て、シェアさせていただきます。

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今回は学生時代のお話から、タイ、イギリス、オーストラリアと拠点を移しながら積み重ねてこられたキャリアの話についてお伺いしました。

理恵さんは「グローバルでバリバリ働くキャリアウーマン」という理想の姿を、早い段階から思い描かれていて、キャリアの節目、節目でその理想に近づくような選択をされていたことが印象的でした。

例えばタイの4つ星ホテルでの日本人アシスタントマネージャーの職に就いていた際は、“居心地の良すぎる環境”に自ら違和感を覚え転職をしたことや、初めてバンコクでのデスクワークをこなしながらMBAの取得に踏み出したこと、またイギリスではMBAだけではない資格を取得し、最終的には自ら起業の選択をしたこと。

一つ一つの選択には、自分だけではなく、お母さまや、現パートナーさんのお言葉があったから、というものもあるかと思いますが、それでもそのすべてが理恵さんご自身の意思決定であり、実際にどんな環境でもアグレッシブに飛び込んで行き、自分の道を切り拓いていかれたのだということが、とても強く伝わってきました。

私が特に印象的だったのは、「これまで拠点が変わる中で何か変わってきたことはあるか」というようなことを尋ねた時、理恵さんが「適材適所だった」と言われたことです。何気なく発言されたことかと思いますが、私はこの言葉を聞いたときに、感覚的に、「あ、理恵さんは、もう場所を超えている」と思ったのです。

理恵さんの中では、世界のどこでも自分は働くことが出来る、という感覚が既にあって、だから自分という存在をどこへでも動かせる、より輝ける場、ワクワクする場に移動できる。そういう、これまで培ってきた実感と経験がベースにあるからこそ、世界を舞台に「適材適所」という表現がでてきたのではないか、と感じました。

また、「行動力」についてのお話も印象深く残っています。すべてのエピソードにおいて、理恵さんの「行動」に対する前向きさ、熱量を強く感じました。やってみて損することなんてない、失敗してもそれを学びにすればいい、やらない理由はどこにもない、そういう言葉たちには、とても説得力がありました。

こういうパワーがどこから来るのか。その強さはどこから湧き上がってくるのか。そういうことを考えた時、何か他から来ているというよりも、行動し、その土地をそのまま受け止めて、一から自分で築いていくという、理恵さんの「動き」自体が同時にエネルギーの源にもなっているのではないか、と思いました。自分の動きそのものがエネルギーになって、また動き始める。そういう動きの中に、理恵さんがいるような感覚でした。

そして今。12年間過ごされたイギリスからオーストラリアに移住して、これまで築かれたキャリアを活かして、大学生への実践的なグローバルスキルを得るためのプログラムを提供されている。ここにも、あくまで“実践”を重要視する点に、「行動」から始まるという、理恵さんの経験に裏打ちされた考え方がある、と思いました。

こういうことを考えてお話を聞く中で、私の頭に浮かんできたのが、世界中を繋ぐ線と線の間を絶え間なく動いている情景でした。時に自分が動いて、時に相手に動きを促す。この情景をどう字に表そうかと考えた時、「渡」という字にたどり着きました。

「渡」というのは、水の中を一歩一歩進んでいくという字であり、動きを表しています。理恵さんは、自分が「渡る」ことをしてきたからこそ、目の前のその人の「渡る」を促すこともできる。そして「渡航」という言葉には「海外へ渡ること」、「渡世」という言葉には「この世で生きていくこと、生業、暮らし」という意味があり、この字には、理恵さんの生き方にリンクする要素があるのではないかと思い、今回は「渡」をお送りしたいと思います。

「どこでも通用する人材を」という使命感をもとに、行動し続ける理恵さんの言葉たちに、私も非常に勇気をもらいました。この一字が、少しでも理恵さんの力になりましたら幸いです。

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Ayaさん、本当にありがとうございました。

Ayaさんのインスタでも素晴らしい作品が見れます。



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