保育士の娘の自己肯定感が底辺だった話 6
娘は自分で予約することに抵抗は感じていたが、でも自分の症状を親が言う年齢でもないと悟ったのか
「分かった。電話する。」と言った。
ほどなくして予約が取れた。
私は、病院で適切な治療?薬?をもらえば、まぁ、薬の心配こそあれど、なんとしても秋に向けての受験までに間に合う、治るだろう、と極めて楽観的に考えていた。
心の病やADHD などに、今は薬物治療がわりと一般的であることも知っていたのでさほど薬に抵抗もなかった。
娘には診療時間は限られているので、症状をまとめて初診までに印刷するよう伝えた。
いよいよ初診の日が来た。その日だけは付き添おうと思い、休みもとった。
娘は症状を箇条書きしたものを持参した。
クリニックは小さなビルの一角で、小さいながらも先生は3人ほどいるようで、すぐドアの前にソファーがいくつか並べられていたが、まんべんなく人がいて、なんせこんな時期で、あまり密になりたくもないので座るのを諦めた。階段、エレベーター近くにまで人がいる。
サラリーマン風、若い人、おばあさん、、とにかく老若男女。。
こんなに心を患っている人がいるのかぁ。
なんとも重たい空気が流れる。
そして待たされること30分程。
名前を呼ばれた。
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