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不幸の比較はもうやめよう

自分と他人様を比較して、つい落ち込んでしまうこと。過去のわたしにはたくさんあった。例えば、(いわゆる)不運な境遇。

貧困、断絶、大病、差別……。逆境を跳ね除けて活躍されている方達は、往々にしてこれらを経験している。別格だわ。見知るたびに凹んだ。

わたしはといえば、貯金が底をついたこともなければ、空腹に喘いだこともない。入院だって未経験。とりあえず連絡のつく家族がいる。

ほら、大したことない。

あなたはまだまだ。

ずっとそうやって卑下してきた。

偉人たちの”大きな不幸”、確かに世に与えるインパクトは大きい。

だけど、ひとにはひとのオリジナルなシナリオがある。それはもちろんひとの数だけあって、そこに勝ちも負けもないはず。

価値は、身に降りかかる事象の大きさでなく、きっとそのひと自身にある。

わたしはわたしなりに与えられた宿題をこなしている。ささやかだけど、それだけで唯一無二の尊い存在。それでいいじゃない。

だからもうやめよう。誰かとの不幸の比較。

もっとも、全ての出来事は表裏一体。実は幸も不幸もないと思うのだけど。



憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^