なるほど、と言わない
相槌について。
わたしはカラーセラピストとして、月に一度活動をしている。
「アクティブ・カラーセラピー」というカラーセラピーで、色でこころの声を引き出すもの。
クライアントさんの本音にそっと寄り添うのがセラピストとしての役割。吐き出される言葉を拾ってお伝えする。誘導もアドバイスもしない。ご本人に気づいていただきたいから。そこに意味があるから。
セッションにおいて心掛けていることがある。
なるほど、と言わない。
「なるほど」とは、たしかに受け入れの言葉ではあるのだけど、同時に”分かりました”のニュアンスも含まれる。
だけど分かってはいけない。
わたしには分からないというのが、セラピストとして活動をする中で得た、大変大きな気付きである。
そうきたらこうくるかな。
クライアントさんの言葉からこちらはつい仮説を立ててしまう。だけどクライアントさんは、全く違う解釈をする。つまりはそれが正解で最適解なのだ。
人は分からない。
だから分かった気になってはいけない。
なるほど、と言わない心掛けは、日常のコミュニケーションにおいても。
「へえ」「う〜ん」
相槌はそれくらいでいい。
憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^