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部屋の明かりを全部つけてみた

春分の日は元旦気分で過ごそうと、前々から決めていた。

暦の上では春になる。太陽が牡羊座に入る。めでたい。気運に合わせて陽気で明るくいたい。

なのに理想と現実のギャップがなかなか埋まらない、ここ最近。

とことん落ちてもいいけれど、無理にでもアガリたい時もある。

開運アドバイスを実行。

部屋の照明をつけてみた。

一つ残らず全て。

するとどうだろう。

明るい。

これまで夜は間接照明のみだったから、まるで別宅のよう。

行き来するたび”おー”、声がひとりでに出てしまう。

ついでにキャンドルにも火を灯す。

一層、煌々とする。

ちょっと楽しくなって気持ちが上がってくる。

一方で、光の相棒、影の存在も見逃せない。

明るくなった分、自分のいつもの居場所が暗くなった。

闇が深いほど輝けるってことかもなあ。


強引にでも気分を持ち上げたい時、部屋中の明かりをつける。全て。

荒療治だけど、即効性あります。









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