見出し画像

旭川いじめ事件から3年。再発防止が進まない訳は…

みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルです。

日々流れてくるさまざまなニュース。一見、局所的で自分とはかかわりのないように見えるニュースも、その出来事をとりまく社会課題を知ると、見え方が大きく変わってくるはず


旭川14歳少女凍死事件からまる3年…

北海道旭川市で、当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんがいじめを受け亡くなった事件から、まる3年が経ちました。

加害者のひとりは、爽彩さんに対して行ったことを「悪ふざけ」、そしてひとりは、爽彩さんが亡くなったことに対して、「正直何も思ってなかった」と語ったといいます。

事件後、第三者委員会による調査が行われましたが、「提出された資料には限りがあり、失踪する直前の状況がわからなかった」として、爽彩さんの死といじめの因果関係は認められませんでした。現在、再調査が行われています。

こうした、加害者が自分のしたことに向き合うことができない状況や、学校や教育委員会の不十分な調査や対応など、子どものいじめと自殺をめぐる状況は20年以上前から変わっていないといいます。

【構造化特集:子どもの自殺】第5回
繰り返される子どもの「いじめ自殺」の実態

この記事を読む

「学校で重大事態が起きたときに、その原因を究明するシステムがないんです。いじめによる自殺が起きてしまったときでさえ、きちんとした初動調査がされないこともある。それに対して教育委員会からの罰則規定もない。責任を追求されたくない学校が、いじめがあった事実を隠蔽することも各地で起きています」

と20年前に一人娘をいじめ自殺で失った小森美登里さんは話します。

また、いじめの有無やその真相を解明する第三者委員会が機能不全に陥っているケースも多く、再調査や裁判になることも。

何年も変わらない、再発防止が進まない理由。

ぜひ、お読みください。

※このリンクからこの記事にアクセスすると、どなたでも2月22日(木)まで無料でお読みいただけます!

今週の新着記事(1件)

多忙、責任の重さ、アンコンシャス・バイアス——。
なぜ少ない?学校教育現場の女性管理職(前編)

今回の特集は「なぜ少ない?学校教育現場の女性管理職」。
特に「ワークライフバランス」「キャリア形成」にフォーカスし、前・中・後編にわたってお届けします。
前編で着目するのは、「ワークライフバランス」です。

この記事を読む

リディラバジャーナルとは?

リディラバジャーナルは「#社会課題をみんなのものに」をスローガンに、読者と社会をつなぐメディアを通じて、社会に関心を持つ人の輪を広げていきます。社会課題を多角的に分析する構造化特集を中心に、さまざまな記事を提供する有料メディアです。

『社会の無関心の打破』を目指すのに、なぜ誰でも見られる無料メディアではないの?」と思った方は、こちらから、代表の安部敏樹の葛藤と願いをお読みください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?