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【参加者募集中】 #リディ部 特別ゼミ「医療情報の発信力を身につける」


【日程】
《講義編》各日20時〜21時半
※講義編は、後日アーカイブでも視聴いただけます。
第4回:2021年10月27日(水)「HPVワクチンのこれからと今」
第5回:2021年11月24日(水)「HPVワクチンの接種を広げるために」
第6回:2022年1月26日(水)「新型コロナのいま。2022年を展望する」《発信編》各日20時〜21時半
※発信編は、リアルタイム参加のみとなります(アーカイブの公開はありません)マイク/カメラをオンにできる状況でご参加ください
第4回:2021年12月22日(水)「みんなで振り返る2021年。発信テーマを決めよう」
第5回:2022年2月23日(水)「医療情報発信レポート中間相談会」
第6回:2022年3月30日(水)「医療情報発信レポート発表会」

【場所】オンライン(Zoom)
※参加用URLは、お申し込みの方にご案内いたします
【出演】手を洗う救急医Taka(木下喬弘)さん(一般社団法人「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」副代表)

日々、学んでいる医療の知識や技術。
分かることやできることが増えている実感はあるけれど、まだ「なりたい医療人」の姿は見えていない。

これから先、目指していきたい医療人像とは何なのか。
それを見つけるカギには、自分が得たものを医療現場だけでなく、社会にも広く役立てる「発信」があるのではないかーー。

日々医療情報を学んでいる学生の方や、医療の課題を調べている方の中には、こうした「発信」への意識を強く持っている方もいるのではないでしょうか。

リディ部特別ゼミ「医療情報の発信力を身につける」は、医療情報をわかりやすく届けるための発信者になるための学びと実践の場として、上記のような思いを抱える皆さんの参加をお待ちしています。

医療に明るい人から医療知識の少ない人への情報の橋渡しの難しさ

医療情報は、命や健康に関わる問題だからこそ誰もが知っておくべきテーマですが、昨今の新型コロナウイルスワクチンをはじめ専門家の日進月歩の努力の結果、情報のアップデートが非常に早いテーマでもあります。その結果、たとえ間違っていない事実を伝えたとしても、報道のしかたによっては時に背景に必要な医療知識が少ない人にとって、偏った印象を与えてしまうこともあります。
これについて特別ゼミ講師のTaka先生は、過去のゼミ活動の中で以下のような事例をあげています。

過去にデング熱のワクチン開発では、実験段階で抗体依存性増強(ワクチンを打ってできた抗体が感染をひどくさせてしまうこと)が起きています。この事実を用いて『今回のワクチンでも、同じ事例が起きないとは言い切れません』と報道されたら、誰もがワクチンを打ちたくなくなりますよね。このように、ワクチン接種を怖がらせようと思えば、いくらでも誘導することができるのです。
逆に、『今回の新型コロナワクチンに関してはすでに、世界中で何億回も人に接種され、一度も抗体依存性増強は見つかっていません』と報じたらどうでしょう。どちらも事実で嘘は言っていませんが、受ける印象は大きく変わります。伝え方の影響というのは、とても大きいのです。
(リディラバジャーナル「【医療ゼミ#0 前編】新型コロナワクチンの接種は進むのか?――手を洗う救急医Takaさんに聞くワクチンのいま」より引用

このような事例からもわかるように、こと医療に関する情報を伝え、なおかつそれにより行動変容を実現するためには、「何を伝えるか」だけでなく「どう伝えるか」が非常に大切です。正しいことを真っ当に伝えるだけでは人の行動は変わらない。だとしたら、あなたは目の前に患者さんに対して、あるいは目の前で報道を見ながら悩む家族や友人に対して、何を思考し、どのように働きかけますか。

あなたの目指す「理想の医療人像」を見つける場所

特別ゼミ「医療情報の発信力を身につける」は、現役の医療従事者から、医学部や薬学部に所属していながら別の仕事に就いた人、また医療のバックグラウンドがなくとも情報の発信者としての力を身につけたいという人など、さまざまな思いを持つ皆さんとともに、医療情報をわかりやすく届けるための発信者になるための学びと実践の場として、2021年4月に社会問題と向き合う人が集まるオンラインコミュニティ「リディ部」内で発足しました。ゼミが開講して約半年。これまで20人弱のメンバーとTaka先生で月に1度オンラインで集まり、活動を続けてきました。

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【講師】手を洗う救急医Taka(木下喬弘)さん
2010年阪大医学部卒。大阪急性期・総合医療センターで初期研修、12年同救急診療科に入職。19年にフルブライト奨学生として、ハーバード大公衆衛生大学院に留学。20年HPVワクチン接種率向上への取り組みで同大大学院の卒業賞Gareth M. Green Awardを受賞。8月28日にHPVワクチンのsocial marketingを行うために一般社団法人「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」を共同設立。科学に基づいた医療情報の提供を心掛け、Twitterでも情報発信中。
Twitter:https://twitter.com/mph_for_doctors

ゼミの詳細は、こちらのnoteリディ部特別ゼミ「医療情報の発信力を身につける」~感染症とワクチン〜をご覧ください。
最終回は「医療情報発信レポート発表会」が行われ、審査員3名、佐々木俊尚さん(作家・ジャーナリスト)峰宗太郎さん(病理専門医)安部敏樹(株式会社Ridilover 代表)より直接コメントが発表されます。

ゼミ本編へのお申し込みは、社会問題と向き合う人が集まるオンラインコミュニティ「リディ部」 へのお申し込みが必要となります。

👉ゼミ本編(リディ部)の申し込みはコチラから👈


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