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【マガジン3】『未来予測のための材料と、そこに至る思考力』〜半導体,銀行,キーエンス〜(2020/1/18)

2020年の1月も半分が終わり、皆さんいかがお過ごしでしょうか?年明けに今年の目標を何個も立てた方も多いかと思いますが、順調ですか?

私個人としては、「このマガジンを毎週書くこと」これを目標の1つにしているのですが、簡単なようで難しいです。

情報のインプットと、それを整理してアウトプットするのは時間が掛かって大変なのですが、自分自身の勉強にもなりますので、何とか続けていきたいと思います。


さて今回はタイトルの通り、「未来予測」についてです。

最近「5G普及で社会が何が変わるか?」みたいなニュースや雑誌をやたら見ます。

5Gの日本での普及はまだ先の話で、2015年時に「あと5年後にオリンピックだね~。絶対電車混むわ!」と言っているのと同レベルの話です。

しかし、皆さんが知りたいのって、

自分の会社は潰れないかな?
何かビジネスチャンスは無いかな?
株式投資などに役立たないかな?

といったことだと思います。

つまり、世の中には出ていない、本当の意味での「未来予測」が出来るようにならないと、周りとの差を広げることは出来ません。

大衆が分かり切っている未来を「未来予測」と定義しても、あまり役に立ちません。

論理的に自分の頭で「1歩先の世界を想像出来る」ビジネスマンになりたいものですね。それが難しいから困っちゃうんですが。


今回の目次は以下の通り。

各項目が長くなりそうなので、テーマは3つに絞りました。

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1.【半導体】2020年半導体業界の展望
2.【金融】三菱UFJの社長が初の理系出身。その意味とは?
3.【機械】キーエンスを科学する
4.おわりに

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半導体に関しては、初〜中級者向けです。「自分は半導体業界にそこそこ詳しい方だ」と思う方は、対象にしていませんのでご注意ください。

今週はロケットの構造や、再生可能エネルギー業界について色々調べていたのですが、1番メインに調査をしたのは半導体業界です。

また、今回は製造業の技術というよりも企業研究。特にキーエンスについて「何が合理的なのか?」というテーマで私の見解を書いていきます。

論理的思考能力を磨きたいなら、まずはキーエンスがなぜ「成果を出し続けてきたのか」これを学んで真似をするのがと良いと思います。

これからの日本のBtoBメーカーは、是非ともお手本にすべき会社ですし、彼らがどんな仕組みで動いているかを学ぶことは、マネジメントという観点からも非常に参考になると思います。

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