自信があるとか、ないとか
「自信のない大人に観てほしい」
半分子どもで、半分大人な息子(要するに10歳)が、大人気映画『鬼滅の刃』を観終えた直後の感想がこれ。
私は話の内容を知らないので、なぜそんな感想になったのかはわからないが、どうも最近の息子の言動を観察していると、どうも「自信」という言葉がキーワードらしい。
先日、娘@JKがこんな悩みをシェアしてくれた。
「今日、友だちに言われて気づいたんだけれど、私って人と話すときに、相手の目を見て話すのが苦手みたい」と。
ん?それは結構重要な悩みではないか。
”話すときには、相手の目を見る”って、人としての基本。
コミュニケーション能力に関してはなんら問題はない、
と思っていただけに軽い衝撃を受けた。
「そっかー。なんで相手の目を見るのが苦手なんだろうね?」と、私。
「よく分からない。友だちに言われてはじめて気づいたんだよねー」
すると、それを聞いていた息子がこう言った。
「お姉ちゃん、それはさあ、自分に自信がないからだよ」
おお、そうきたか。深すぎる。。。娘と私は顔を見合わせた。
そしてお互い心の中で「そうかもしれない」と、思った(だろう)。
でも次の瞬間、私はその思いを否定した。
いやいや、私は娘の自己肯定感を下げるような子育てはしていないはずだ、と。
一度、じっくり時間をかけて、子どもたちと「自信」について対話しようと思った。
「自信」って何だろう。
どこから湧いてくるのか、どうしたら高まるのか。
逆に、どうしたら失くしてしまうのか。
そもそも「自信」、すなわち”自分自身が持っている能力や価値を信じる気持ち”って、一体何を根拠にそう定義するのか。
大人が考えるよりもずっと、子どもたちはいろんなことに敏感で、繊細だ。
ほんの些細なことでも、こうして発してくれたことで、新たな学びへとつながる。