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睡眠について

昔から入眠に時間がかかります。そのくせロングスリーパーだから、とにかく睡眠は大事。


鬱になる1年半ほど前から極端に入眠の時間が長くなり、睡眠そのものも浅くなりました。そのため疲労が全然回復せず、休日は寝て過ごすことが非常に多かった。


鬱になる前からほとんど細切れでしか睡眠が取れず、その上頻尿にも悩まされていたので夜間に数回トイレに行く。そうすると覚醒してしまうので更に寝れず、気づけば朝。


どんどん疲労とストレスが溜まっていった。


とにかく疲れる。とにかく怠い。眠いと思っているのに眠れない。寝る前にスマホを触らないようにしたり、照明や寝具に気を付けたり。それでも横になると不安や恐怖心が出て眠れない。


そのため日中に意識が飛ぶようになった。ナルコレプシーとかも考えたけれど、違うような気がする。意識が飛ぶ前のほとんどで心臓がバクッと動いて血流が一気におかしくなる。どちらかと言えば自律神経とか心臓、血液の異常じゃないかと感じた。


今は筋トレの疲れもあって毎日すんなり眠りにつくこともできるし、朝までしっかり眠れる。ストレスがなくなったこともそうだし、眠ることへの恐怖心もなくなったから。


鬱になったとき、このまま目覚めなければいいのにって思いと、目覚めなかったらどうしようという相反する気持ちがあった。


生きていたくないのに、生きたい。
ずっとそんな気持ちだった。


それが解消されたのは、仕事を辞めると決めたあたり。もうあの会社に行かなくていいんだ、そう思ったら一気に楽になった。


恐らく「いずれは会社に行かなくてはいけない」という恐怖が強かったのだと思う。私はそれほどまでにあの会社が、あの環境と人間関係が嫌で仕方なかったのだなと再認識した。


睡眠をきちんと取れないことが生理周期の乱れやPMSの悪化、浮腫、倦怠感、頭痛、その他色んなことを引き起こしていたのだと実感する。


睡眠が少しずつ取れるようになって、鬱が完全に明ける前に筋トレを始めたのだけど。私にはそれが正解だった。体を動かして強制的に疲れさせることで良い睡眠へのアプローチができたから。


ずっとリラックスができていなかった。
ずっと見えない何かと戦ってたような気がする。
色んなネガティブな事が頭のなかをグルグルしていたから、脳が疲れていたのかもしれない。


~~しなければいけない、~~でなければいけない、~~すべきではない。


そうやって自分にダメ出しばかりして、自分で自分の首を絞めていたのだと思う。今思えば、勝手な自分の思い込みもあるとは思うのだけれど。


私、会社で相談できる人が居なかったんです。周りはずっとそこにいた人たちだから、相談したところで鼻で笑われておしまいだった。そんなことも知らないの?みたいな。


中途入社して何もわからない状態で、誰かに聞いても聞き流されることがほとんどで。同じ作業でも聞く人それぞれで全然解釈が違うから、何が正解なのかもわからなくて。


それを上長に聞いたところで解決もせず。放置されていたから自分なりに周りに確認しながらやったら「違う」って言われ。じゃあ正解は何かと聞くと全員違う答えを出してくる。


いや、無理やろ~って思ってました。


同じAという作業をするのに、あの人はBの公式で、この人はCの公式を、みたいに。本当に全員違ったんですよね。それをその人によって合わせろと言われても。知るかよって。


でもそれで「またできなかった」って思うことが毎日のようにあって。どんどん仕事そのものがわからなくなったんですよね。言うことも人それぞれ違うのだけど、同じ問いでも別の日に聞くと答えが変わっていたから。


そういうことが積み重なって、とにかくできない自分を責めていたんです。できない自分が悪いって脳内で喧嘩をしてるんです。


今思えばその環境がおかしいのだけど。でもそのおかしな環境に合わせられない自分が悪いと思っていました。自分の適応能力が低いって。


効率とかコストを考えると全然違う答えが見えていたのに、慣習は変えられないから今まで通りでみたいな感じですかね。でもその慣習を私は知らないから聞くのだけど、答えがバラバラ。だからどの人の言葉を信じていいのかわからない。


その上で信じた言葉を発した人が、裏ではわざとNGなことを教えていたと知ったとき。気持ち悪くなって、そのまま鬱になりました。


その気持ちに整理をつけるのに2ヶ月かな?かかったんですよね。信頼していたのになって。勝手に裏切られた気持ちになってました。


そういう自分に向けられた見えない言葉や態度と戦っていたのだなとも思ったし、もう戦わなくていいとわかった時にようやくリラックスできるようにもなりました。


今は脳の中の霧が晴れてスッキリしています。ずっと深い霧が張ったようにモヤモヤが消えていなかったから、それがなくなったときに「もう大丈夫」と思えました。


睡眠って大事なのだなとも思うし、しっかり睡眠を確保しようと思うとストレスって大敵だなと。自分では平気なつもりでいても、心のなかで悲鳴をあげていると眠りにつけなくなる。


自分をそれだけ大切にできていなかったし、心の声を聞かないようにしていたのでしょうね。自分の気持ちより、家族とか他人のことを優先していた結果かなと思います。

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