合う、合わない
娘は大学生、息子は高校生。
子どもたちの進路には基本口出しはしませんでした。その変わりに「この学校になぜ行きたいのか、自分はどうなりたいのか」をプレゼンしてもらっています。
それぞれ比較になる資料を出し、目指す職業に必要な条件などを提示してもらい、受験方法もそれぞれで決めてもらいました。
一般入試なのか推薦入試なのか、私たちの時代と大きく違うのもあるし、新たな受験方式みたいに色々選択肢が増えています。そのあたりは自分たちで情報を引っ張ってきてねと伝えました。
子どもたちはそれぞれ全然違うタイプなので、やっぱり将来も違う道を選んでいます。
そこまで口出しをしない理由は、それぞれに合う、合わないがあり、それを親である私たちが決めるのはおかしいから。
ただ、条件として
●進路は家から通える範囲であること
●高校までは親が負担するが、その先に関しては
基本的に折半とすること
●高校卒業もしくはバイトを始めた時点で
お小遣い制度は消滅する
となっています。
高卒以降の費用が折半な理由としては、きちんと自分のお金で行っている自覚を持ってもらうため。2人とも基本的に真面目ではあるのだけど、全額親負担にしてしまうとサボりかねないから。
とは言え、最初の1年分は親持ちなんですけど。個人の通帳からお金を出すからねと宣言して学費に充てています。
なので実質大学に行くなら3年分、専門とかなら1年分とかの半額が自己負担ですね。
学校や環境に対して合う合わないもあります。2人とも失敗したくないからオープンキャンパスも何校も行って「自分にはこっちが合っている」と自覚を持った学校を選んでいます。事前に何度か通学路を移動させてみて、雨の日や寒い日でも大丈夫か?なども自分で確認させていました。
夫はわりと口出しをしようとするので、それを私が止めている感じですね。決めるのは本人やから、私たちは見守るしかできんよと。
娘の大学進学の時も私と夫が揉めてたんです。
私は大学に、夫は専門に行ってほしかったので娘が困ってしまって。お金を出すのは夫だから、そっちに従った方がいい?って半泣きで言われたことがあって。
いや、娘が行きたいなら大学に行けばいい。学費のことあーだこーだ言うても、私が出すんやから問題ないんよ。
って言った1年後に鬱でドロップアウトしてますけども。笑
私自身が高校を選べなかったとか、その先を諦めるしかなかったので、子どもたちにはその後悔はしてほしくなかったんですよね。
なので結果的に夫にだいぶ強めに言いました。子どもたちの人生を操作しないでくれ。子どもたちの人生は私たちのものじゃないから、少し離れた位置から見守ればいいだけだから、って。
夫や私には「結果的に最短で働くことが合う」ではあったのだけど、子どもたちがそうとは限らないわけで。
学んでから働くも良し、働いてから学び直すのも良し、自分で自分にした約束は守りなさいと伝えています。
しかしなぁ、いいなぁって思います。
学校が選べること、通学圏に何校もあること、選択肢が多いこと、羨ましいです。
何もない本当の田舎に住んでいると、そういう選択肢すらないですからね。何せバスが2時間に1本とか。電車なんかないし。そんな環境じゃ、選べるわけないですよねぇ。私もせめて今の家くらいの環境で育ちたかったです。
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