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HEAD PHONES PRESIDENT ロックミュージカル『COLORS』出演後記4

我思う。舞台成功のカギは…

そしていよいよロックミュージカル『COLORS』2days 本番を迎えた。

私が会場の浅草花劇場へ行くルートは、浅草寺の参道を通過する。
朝の澄みきった空気が心地よく、足取り軽く会場へ向かった。

会場へ着くと、舞台セッティングが着々と進んでいた。

浅草花劇場の舞台

「いよいよこの日がきた」
私の中で覚悟が決まり、ボーカルスイッチが入った。
*「ボーカルRicky」はボーカルスイッチのオンでモードに入る

手の除菌とPCR検査を済ませて楽屋フロアへ行き、出演者のみんなと支度した。
バンドとは違い大人数なので、学校みたいでなんか楽しい。

新参者の私を分け隔てなく接してくれる出演者の皆さんと差し入れのおやつのおかげで、開演までの時間を楽しく過ごすことができた。

ふだんバンドやソロで活動している私が、舞台の大人数チームに加わってみて、あらためて思った。
(約20人の出演者だった。コロナ禍で少人数にしたそうだ)

メンバー構成(座組み)は、舞台を成功させるために、ものっすごい重要なポイントなんだと。

ANZA さんが座長&HPPだから集まった出演者であり、このまとまった&豊かな心のチームだから舞台が成功したのだと、いま振り返っても思う。

本番中のRicky裏話

開場後、お客様が揃ったところで、本番に突入。

会場前の様子。コロナ禍で客席はソーシャルディスタンス仕様に

舞台内容の詳細は、DVD絶賛発売中につきネタばらし控えめにいきます。

ロックマガジン「beeast」で概要が紹介されているよ。

本番中は、自分の役をつとめあげお客様に楽しんでもらうことだけに集中していた。

と言いたいところだが、ショーの間ずっとHPP の曲鳴ってんのよ。
ノっちゃうに決まってんじゃないのー!!

ということで、ウォーミングアップの名のもとに、本番中ずっと舞台裏で歌って踊ってました。

どんな舞台だったかチラ見できる『COLORS』ティザーあるよ。

HPP の演奏でANZAさんと歌うという夢の舞台だが…

ショーの第2部では、HPP の演奏でANZAさんと歌うという、本当に夢のような役をつとめさせてもらった。はじめてHPP のライブをみたあの日、こんな日がくるなんて想像もしていなかった。

ただ、歌っているときにその感情はなかった。
なぜなら、私の役にはANZAさん(の役)を光の世界へ導く意味があったから。
私がANZAさん(の役)を導けるだけの強さと愛をかもす必要があったから。

「きゃーん♪ 一緒に歌えたー♪ ハッピー♪」
なんて役を忘れてはしゃぐ人間なら、きっとこの舞台に起用されていないだろう。
(後日開催されたDVD発売イベントのトークショーではかなり興奮して愛を語ったけど)

ま、年齢だけはANZAさんより上なのが、ここでプラスにはたらいたか。

実はもう二つ、大役を担っていた

『COLORS』は、見る人それぞれのストーリーを描いてもらうため、設定についてはあまり多くを説明していない。

私の役は、第2部に出てくるロックボーカルだ。

しかしその裏でもう二つ、(私的には)大役を任されていた。
その大役とは……

次回へ続く



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