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Vol.4 ”遊具”も”テレビ”も取り上げられたZ世代たち。

私は、現在21歳で、Z世代というような言葉で区分されている。

そして、私たちは”テレビ離れ”の代表格らしい。
SNSや動画サイトに夢中になっているように見られている。

これは、正解だろう。

しかし、個人的に思っていることがある。


YouTubeが面白くてテレビを見なくなったのではない。
テレビが、面白くなくなったから見なくなったのだ。


私は、小学生時代、紛れもない”テレビっ子”だった。
特に水曜なんかは、ヘキサゴンや、はねとび。
土曜には、めちゃイケやエンタの神様など、飽きることはなかった。


私たちの世代の価値観は、上の世代と何ら変わらない。
変わっているのは、時代の敏感さだと提唱したい。

めちゃイケには、江頭さんなどが出演していた。
時に、問題を起こし出禁を食らったり、逮捕されたり、
今では考えられないような行動ばかりだ。

しかし、許容されていたのは、”エンターテイメント”ということを
お茶の間が理解していたからだ。

今の世の中には、この”リアル”と”エンタメ”の境界線がなくなった。
全てクリーンに、全て正しく。


100人いて、99人が面白いと言っても
1人が不快に感じるコンテンツは、打ち切りになる。

世間体を気にして、1人の意見を尊重し、
99人の”楽しみ”が奪われていったのだ。


公園の遊具でさえ、私たちの世代から危ないものは撤去され、
最近の公園は、更地になっている。

遊ぶものが減った子供たちは、ゲームに飛びつくと
「最近の子は、ゲームばかりで…。」と言われる始末。

何もかも規制すべきなのか
何もかも子供から取り上げるべきなのか
それが本当の意味で、解決になっているのか


時代や風潮のせいにしない日々は
おそらくもう見ることはできない。




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