『言葉ポーカー』を作ってみた
みなさん、カードゲームは好きですか？
大好きってほどでは・・・なんて人でも、UNO、それからトランプでババ抜き、ジジ抜き、７並べ、大富豪、戦争、豚のしっぽ、ポーカーなどはやったことがあるんじゃないでしょうか？
最近は、空前のテーブルゲームブーム。「ナンジャモンジャ」「はぁっていうゲーム」「ワードバスケット」「ワードウルフ」「ニムト」「ドミンゴ」などさまざまなゲームが出ています。
これは面白そう！じゃあ買っちゃう？というわけで、我が家のカードゲームもどんどん増殖中です（笑）
ある時、大好きな小林賢太郎さんが、１年に１回だけテレビでコント番組をつくる『小林賢太郎テレビ３』を見ていたときのことです。
番組のコーナーの中で、ラッパーのKREVAさん、齋藤孝さんと何やら面白そうなカードゲームをしているではありませんか。
何なに？言葉ポーカー？聞いたことないなぁ。
何の変哲もない言葉が書かれたカード。配られた５枚のカードの中から、３枚のカードを組み合わせて面白い言葉を作る。
ほうほう、それでポーカーというわけね。
興味をそそられ画面に釘付けになりました。
御三方が組み合わせたカードです。
あなた ＋ 最強の ＋ 菊池
完全なる ＋ カブトムシ ＋ への道
また ＋ ！ ＋ 餅
ずぶぬれ ＋ みかん ＋ １００％
生きたままの ＋ きれいな ＋ バッタ
生まれ変わったら ＋ 金子 ＋ っぽい
NHK＋裏＋ですか？
ずーっと＋ナス＋ご飯
チョコレート＋メガネ＋の会
番長 ＋ 甲子園 ＋ ごっこ
ところどころ ＋ 馬 ＋ である
侍 ＋ やさしい ＋ みたいな
キャベツ＋飴＋売り場
キリン＋夢の＋百円
ベトベトの＋ありがとう＋展
いちいち想像して思わず大笑い。私のお気に入りは、「ずぶぬれみかん１００％」と「ところどころ馬である」です。
こりゃ家族と友達と職場のみなさんとぜひやりたい！よし買うぞ！Amazonで検索〜！ありゃりゃないぞ、おかしいな。よし今度は楽天！ん？やっぱりない。公式Webページ、なし。
発売されてない？！
じゃあしょうがな・・・い？
でもやっぱり遊びたい！
ん？つくればできるじゃん💡
というわけで、言葉ポーカーを自分でつくることにしました。
今日は、自作『言葉ポーカー』ができるまでについて書いていきます。
作ったデータのダウンロードリンクを載せますので、ぜひ最後まで読んでくださいね〜！
言葉を選ぶ
①言葉の種類を書き出す
「名詞」「動詞」「形容詞・形容動詞」「接続詞」「擬音語・擬態語」「文末表現」の６分類に分けて言葉を集めることにしました。
②インターネットで言葉を集める
上の６分類の言葉で検索をかけ、Wikipediaやさまざまな言葉に関するページからよさそうな言葉を選んでいきました。選んだ言葉はどんどんExcelに打ち込んでいきます。
小林賢太郎さんが、「１枚だけで面白い言葉を入れない。組み合わせの妙で面白くなるように言葉選びをした」と話されていたので、その点にも注意をしながら言葉選びをしました。
③自分の好きな言葉を入れる
言葉ポーカーの言葉を集め始めてから、いつも言葉のことが頭を離れませんでした。気分は辞書編集者。日常の会話の中で、新聞で、ニュースで、CMで・・・さまざまなところで出合う言葉でよさそうなものをどんどんと追加しました。
結果、合計枚数が１１２９枚という、めちゃくちゃ分厚いカードゲームとなりました。
④ルビをふる
小学生でもできるようにしたかったので、全ての漢字にルビを振りました。低学年・中学年の場合、難しい言葉を抜いて遊んでもよいですし、グループの中に教えられる人がいるなら、あえて難しい言葉も入れて遊びながら言葉を学んでいけるとよいなと思います。
印刷する
①A4サイズの紙に印刷
「名詞」「動詞」「形容詞・形容動詞」「接続詞」「副詞」「擬音語・擬態語」「文末」のタブをクリックし、A4サイズの紙に印刷してください。コピー用紙でも遊べますが、画用紙や厚紙に印刷していただくのがおすすめです。
※膨大な数の言葉がありますので、全て印刷する必要はありません。各種類の言葉がまんべんなく入っていて合計150枚程度あれば十分楽しく遊べると思います。
②裁断する
裁断する。２分の１裁断機を使うと、簡単でしかもカードの大きさをそろえて切ることができます。
遊び方① 対決プレイ
①配る
１人５枚のカードを配る
②言葉を組み合わせる
そのうち３枚を組み合わせて面白い言葉を作る。
早く思いついた人から発表する。
③一番面白かった人を決める
１番面白い組み合わせをつくった人が勝ち。小林賢太郎テレビ３の中では全てのターンで勝敗は決めていませんでしたが、下の組み合わせの時は、「また！餅」が選ばれていました。
あなた ＋ 最強の ＋ 菊池
完全なる ＋ カブトムシ ＋ への道
また ＋ ！ ＋ 餅
人が出した組み合わせに対して、「この組み合わせもいいんじゃない？」とみんなでワイワイ言いながら別の組み合わせを考えてみるのも面白いです。
遊び方② 協力プレイ
みんなでワイワイ協力しながら考えます。小学校低学年・中学年でまだ慣れていな場合は協力プレイから始めてみるのがよいかもしれません。
①配る
場にカードを５枚配る
②言葉を組み合わせる
そのうち３枚を組み合わせて面白い言葉を作る。
早く思いついた人から発表する。
この動画を見たらルールと面白さがわかる！
ぜひ小林賢太郎テレビ３を見ていただきたいのですが、YouTubeで自作言葉ポーカーで遊んでいる様子を動画でアップされている方がいらっしゃったので紹介します。
こちらの動画の３〜１２分あたりを見ていただくとイメージがわくと思います。遊び方２の方法で遊んでいる様子です。
ダウンロード
ダウンロードしたら一番左のタブが説明書になっていますので、その指示に従って印刷等を進めてください。
Excelファイルなので、編集可能です。何かよい言葉を思いついたら、どんどん追加して遊んでみてくださいね。
遊んでみた
これは私が遊んだ時のものです。
少しでも多くの方に、日本語の持つ可能性や面白さを感じていただけますように。あわよくば大笑いしてもらえたら飛び跳ねて喜びます。
傑作の組み合わせができましたら、ぜひコメント欄に！一緒に笑いましょう！お待ちしています😄
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