見出し画像

「被害者意識がある人」は、周りの人さえ「被害者」にしてしまう可能性があるので気をつけましょう、と言う話。

 最近よく思うのが「被害者意識」がある人って「自分は被害者なのだからこれぐらいのワガママや傍若無人な事をしても許される権利がある」と思っているのではないのか、と言う事。例えば混んでいる電車の中で無言でグリグリ奥に入ってくる人。一言笑顔で「すいませ〜ん」と言いながら入ってくれば丸く収まる状況なのに、恐らくそのかたの中では「この人どいてくれない」「つまり私は被害者だ」「だから私には無言でグリグリ入っていっても許される権利があるのだ」と言うロジックが働いているのではないか、と考えられる。

 そういう人の心の中を垣間見ることも、コントロールする事も、我々には不可能だと思うので、ここは少なくとも自分がそういう「被害者意識のある人」になってしまわないようにだけは気をつけたい。そうしないと知らないうちに我々も周りを「被害者」にしてしまう「被害者製造機」になってしまわないとも限らない。

 個人的には「被害者意識」に襲われない良い方法として、なにかトホホな出来事(これは恐らく死ぬまで一生起こり続けるのであろう)が起きた時に「なんて自分はツイていないんだ」と嘆いて被害者になってしまう代わりに「ラッキー、また新しい教訓を体験できた」とそれを「被害にすらしないで学習材料にしてしまう」と言うやり方を提案したい。手前味噌だが、事実僕自身はそれのお陰でけっこう長い間「被害者意識」と言うものを持たずに過ごせている気がする。

 あなたが「被害者意識」を持たずに過ごすことは、なんと結果的に世の中の「被害者意識を持つ人」の数を減らすことにも繋がって行くって本当にステキな事だと思う。ちなみに僕は電車で無言でグリグリ入ってくる人に押されたときは「うわ〜、ありがとうございます。こうならないように神様がこの方にギャラを払って、僕に教訓を教えてくれているのですね。しかしこの人演技上手いな〜」と感心するようにしている。そんな事で毎日24時間気持ちよく過ごせるようになるのなら、そんな安上がりな事は無いな、と思う今日この頃なんである。

 という訳で皆さん「被害者意識」を持たず、上手に自分のメンタルと付き合って行きましょう〜!!!

*ボーカルやベースの教則本を書かせて頂いております。リンクをご覧の皆さん、ありがとうございます。ちなみに最新の「リズム&グルーヴ徹底攻略本」は共著で1部だけ執筆させて頂きました!!!

*ここからは本日の記事に関連していそうな本のリンクです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?