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「綱渡り」でもなんとか生きていける。

 今日は代講で学校に行ったのだが、たまたま「卒業後ベーシストとしてやって行けるのだろうか」なんて悩んでいた子がいたので、おそらくもう会うのも最後だろうと思い、僕が今の彼の年齢ぐらいから今に至るまでのトホホな事や笑えるエピソード満載の歴史を赤裸々に語らせて頂いた。

 その中で気付いたのだが、僕は何度も今までレギュラーでやっていたような仕事が無くなりそうになって「やっば〜、どうしよう」となると、たまたまそのタイミングで久しぶりに誰かにばったり会ったり、そんなこんなで綱渡り的に次の仕事の話が舞い込み、そしてそれがあれよあれよと言う感じで決まってしまうと言うのを繰り返して来た。そこはもう運としか言いようがないのだが、こうして人に話してみると、かなりな部分(と言うかもっと正直に言うと全部)周りの誰かがお膳立てしてくれてなんとかなって来ただけなのだ、と言うことがはっきりとわかった。

 おそらく今日のその学生さんにも「ああ、この先生って自分で必死に頑張ったわけでは無くて、まわりがどうにかしてくれたんだなあ。僕も周りを大切にしよう」なんて思ってくれていたら嬉しい。

 なんて書くといかにも僕が今まで周りを大事にして来たように感じるかもしれないが、実際はそんな事は無い。特に僕がなにかしてあげたわけでも無いのに良くしてくれる人達。そんな人達に僕は支えられてきたのだと思う。

 なのでまあ今年もできる限り頑張りたい。幸い今現在僕は心も身体も至って健康なので、やろうと思えば何だって出来るはず。ただ「歯を食いしばって」みたいにやるのは自分ぽくないので「笑顔で楽しみながら」続けて行かれれば良いなあ、なんて思っているんである。

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