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世間で言う「失敗」の経験は、やがて「財産」になる可能性が高い。

 「上には上がいる」とよく言われるように「下にも更に下がいる」。例えば何かで失敗して100万円単位の借金を作ってしまったとしよう。そこからその人がなんとか頑張って這い上がったとすると、次に10万円単位の借金が出来ても「ああ、ちょっと気をつけないとな」と思う程度になり、少なくとも「その事で頭が一杯になって何も手につかない」なんて言う状態にはならないだろう。

 けっこう世の中には大胆にやらかす人もいるので、1000万円単位、いや億単位で借金を作ってしまった経験がある人もいるはず。そこから見事に復活した場合は100万円単位の借金なんてもう「ちょっと石につまずいた」ぐらいの感覚になるはずだ。

 健康なんかもしかり。大きな病気を経験した事のある人にとっては、例のウイルスに感染して2週間自宅に籠もるなんて、本当にかすり傷ぐらいにしか思えないのかもしれない。

 よく「若い時に沢山失敗したほうが良い」と言われたが、本当にそうだと思う。何故ってその経験は残りの人生の中で「財産」になる可能性が高いから。そう考えると本当に全ての事に感謝できる。「全宇宙は全て正しい」と言うのはそういう事を言っているのかもしれないな、なんて思う今日この頃なんである。レッツヒット、ナイス凡打!

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