ちゃんと「感謝して捨てる」と言うのはそういう事か。
なるほど今頃になって、こんまりメソッドの「ときめかないものにはちゃんとお礼を言って捨てる」と言う意味が分かってきた。つまり例えば故障ばかりしてお金ばかり掛かった中古車を最後に処分する時でも、決して「沢山壊れてこの金食い虫め」なんてネガティヴな感情と共に手放してはいけない。そこで「お世話する喜びを教えてくれてありがとうね」とか「色々無理が来ていたのに頑張ってくれてありがとうね」とか「本当は車に愛情が注げない自分に気づかせてくれてありがとう。これからカーシェアにするね」とか、そういう感じで手放さないといけないのだなとようやく実感として分かってきた。
エジソンが電球を発明するまでに試作した約100個の試作品を失敗ではなくて「100通りのうまく行かない方法を発明した」と言ったとか、イチロー選手の「凡打の中にこそヒントがある」とか、やはり野球選手の川崎宗則選手の「ナイス凡打」だとか、今全部一緒でこのこんまりメソッドの「ありがとうと言って手放す」と一緒なのだと繋がった。「ありがとう」と言って何かを手放すのはかつてそれを選んだ自分を否定しないことにもつながるし、そこから何かを学んでいなければ、そもそも「ありがとう」とは言えない可能性が高い。なんだかまたまた色々な物にありがとうと言ってお別れしたくなって来ているんである。
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