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【音楽遍歴】高校3年生のときの出来事②

はじめに

前回の記事に書いた体育祭は楽しい出来事でしたが、自分にとって高校3年生のときの一番インパクトのある出来事は「手術&入院」です。本当に入試直前の思いも寄らない入院生活だったので、メンタル的にもキツかったのですが、友達の精神的なサポートや病院での色々な人との出逢いもあって、何とか無事に乗り越えることができました。

ちなみに、どれくらい入試直前だったかというと、こんな感じです。

  • 11月下旬頃:受傷

  • 12月上旬頃:診察

  • 12月6日 :入院・術前検査

  • 12月8日 :手術

  • 1月10日 :退院

  • 1月24-25日:共通一次試験

これから、受傷から約1ヶ月の入院生活について何回かに分けて書いて行きます。今回はプロローグとして、受傷から入院までの出来事です。

受傷

何故、そんなことをすることになったのかサッパリ覚えていないのですが、同じクラスの友達とバッティングセンターに行くために自転車で走っているときに事故(自損)は起こりました。自転車で急坂を下っていてスピードが出過ぎたのでブレーキをかけたのですが、前輪のブレーキが利きすぎて、前輪を中心に回転して右肩を強打しました。友達曰く、「本当に綺麗な回転」だったそうです(笑)。

そのときはかなりの激痛だったのですが、そのまま2人でバッティングセンターに向かい、止めときゃ良いのに「ストラックアウト」(ピッチングで9枚の板を抜くやつ)をやり、途中で投げられなくなって、友達に代わってもらいました。その日は右肩がズキズキしていたものの、「まあ強く打ったから仕方ないか」程度に軽く考えていました。

診察

痛み自体は数日でひきました。ただ、風呂に入っているときに、湯船から洗面器でお湯を掬おうとしたときに、右腕が「だるい」ような感じがして持ち上げられなくなりました。そんな状態が1週間くらい続いたので「さすがに変だな」と思い、病院に行くことになりました。

結論としては、「右肩腱盤断裂」という診断結果で、手術が必要で入院期間は1ヶ月半程度、その後数ヶ月のリハビリという診断でした。今だと色々な情報にアクセスできるので「別にすぐに手術しなくても大学に入学した夏休みでもいいんじゃね?」と思う訳ですが、当時はネットで検索できる訳でもなく、周りに同じようなケガをした知り合いがいる訳ではないので、そこまで考えが及ばず、主治医と相談して1月の共通一次試験に間に合うように、12月頭に手術をねじ込んでもらうのがやっとでした。

絶望と開き直り

病院から帰るときはさすがの脳天気な僕もかなり落ち込みましたが、ケガしたものは仕方ないし、時間がかかるのもどうしようもないと自分自身を無理矢理納得させました。学校に行って、友達や担任の先生に事情を説明したら、「かける言葉もない」というような表情で絶句していたので、「こりゃ、本気でマズいのかも」と改めて思い始めました。

12月上旬からの2学期の期末テストを受けなくても良いことになったので、学校ではそれをネタにして明るく振る舞っていたものの、家に帰って1人になると「なんで、こんなことになったんだろう」というアップダウンの激しい毎日。

そんな状況でも音楽的な面では通常運転。大好きなChina Crisisのニューアルバム"What Price Paradise"が入荷したという連絡があったため、入院前週の週末にはお約束で梅田の輸入レコードショップ「タワーレコード」へ。

ただ、リードシングルを聴いたときから危惧していたとおり、AORのような落ち着いた仕上がりで、「コレじゃない感」が半端なく、更に気分が落ち込んだ記憶があります。ただ、クロージングトラックの"Hampton Beach"はそんな下がった気分にピッタリのダウナーな感じで、入院まではこの曲をヘビーローテーションしていて、「なんでこんなことに感」と「コレじゃない感」の連鎖で落ち込むという毎日でした。今思うと、メンタル的に結構ヤバい状態だったのかも知れません(笑)。

おわりに

今回は高校3年生の12月という、ある意味で人生を左右するかも知れない重要な時期に手術・入院する羽目になった経緯について書きました。

次回は手術から入院前半の出来事を、そのときの病室で聴いていた音楽に絡めて書こうと思います。実は入院生活が思いのほか楽しかったりします(笑)

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