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【音楽遍歴】1990年に聴いていた音楽とベスト3アルバム


はじめに

今回は1990年1月から1990年12月の10代最後の年に聴いていた音楽とベストアルバムについて書こうと思います。高校までは、学年毎に聴いていた音楽、ベストアルバム、音楽にまつわる出来事という感じで書いてきましたが、大学に入ってからは「学年」の記憶が曖昧なので、聴いていた音楽とベストアルバムは1年毎、出来事は大体の時系列で書いていきます。

1990年に購入したアルバム

幾つか抜けがあるかも知れませんが、以下が1990年に購入したアルバムです。この年も年間で25枚と人生で一番アルバムを買わなかった年かも知れません。ちなみに、一番CDを買ったときは年間150枚くらい買ったことがありました。しかも、サブスクではなく、何でそんなとち狂ったことをしたのか今考えると謎(笑)

  1. Stray(Aztec Camera)

  2. Let Them Eat Bingo(Beats International)

  3. Choke(The Beautiful South)

  4. Madstock…(Candayflipp)

  5. Raindance(Clark Datcheler)

  6. Heaven or Las Vegas(Cocteau Twins)

  7. Violator(Depeche Mode)

  8. The Language of Love(Everything But The Girl)

  9. Listen without Prejudice(George Michael)

  10. Hallelujah(Happy Mondays)

  11. Pills 'n' Thrills And Bellyaches(Happy Mondays)

  12. Romantic?(The Human League)

  13. Song(It's Immaterial)

  14. The La's(The La's)

  15. Cloudcuckooland(The Lightening Seeds)

  16. & Love for All(The Lilac Time)

  17. Lloyde Cole(Lloyde Cole)

  18. Dante's Casino(The Monochrome Set)

  19. November Spawned A Monster(Morrissey)

  20. Behaviour(Pet Shop Boys)

  21. Jordan: The Comeback(Prefab Sprout)

  22. One True Passion(Revenge)

  23. Nowhere(Ride)

  24. Ultra Modern Nursery Rhymes(Terry, Blair And Anouchka)

  25. Southern All Stars(サザンオールスターズ)

1990年に聴いたベスト3アルバム

以前のように特定のジャンルに偏らずに、アコースティック、ギターロック、エレクトロポップ、ポップスと、バランス良く聴いていたなあという感想です。1989年と同じく、Aztec CameraThe Human Leagueのように80年代の残党的バンドのアルバムもあれば、Beats InternationalFatboy SlimことNorman Cookのバンド)やHappy MondaysRideといった90年代に盛り上がりを見せるバンドの初期のアルバムもあって、80年代から90年代への移り代わりを強く感じるリストになっています。

こうした中で、この年のベストアルバムはDepeche ModeThe Lightening SeedsThe Lilac Timeというジャンルの異なる3枚を選びました。

Violator (Depeche Mode)

アルバムに先駆けてリリースされた先行シングル"Personal Jesus"を聴いたときはひっくり返りましたが、セカンドシングル"Enjoy The Silence"には納得。この2曲を両端として、様々なタイプの曲が揃っていて、彼らのアルバムとしては多様性を感じさせる一方で、音が整理されていることもあって地味な印象(だけどメチャクチャ売れた)。但し、どの曲にもDepeche Mode印の見えない焼き印が押されたかのように、一聴しただけで彼らの曲と分かる主張の強さ。購入当時はそれ程好きではなかったのですが、今では"Music for The Masses"や"Memento Mori"と同じくらい好きな一枚。リリースから30年経っても"Personal Jesus"や"Enjoy The Silence"が今でもライブのキーソングとして演奏されているのを考えると、セールス面以外でも、彼らにとって大きなターニングポイントのアルバムなのでしょう。

Cloudcuckooland(The Lightening Seeds)

Echo & The BunnymenThe CoralThe Zutons等のプロデューサーを務めたIan Broudieが結成したバンドのデビューアルバム。The Lightening Seedsといえば、フットボールアンセム"Three Lions"で超有名ですが、個人的には「あざとさ」を感じさせるキュートなアレンジを纏ったシングル"Pure"と、このデビューアルバムがベスト。親しみやすいメロディーを必要十分なギターとシンセサイザーでカラフルに、嫌みなく仕上げられていて、一気に聴けるコンパクトさ良い感じ。さすがに音作りには時代を感じるところもありますが、終盤の"The Price"のリフでホロッとさせられたり、クロージングの"God Help Them"では一転して元気をもらえたりと、ポップミュージックが持つマジックはシッカリと残っていて、その色鮮やかさを充分に感じることができるギターポップの名盤です。

& Love for All (The Lilac Time)

Duran Duranの創設メンバーであるStephen Duffyのバンドの3rdアルバム。XTCAndy Partridgeと、彼の長年のコラボレーターでThe Stone Rosesを手がけたことでも有名なJohn Leckieをプロデューサーに迎え、それぞれの色がクッキリと表れた仕上がり。Andy Partridgeによる楽曲はXTCの"Skylarking"を彷彿とさせるシンフォニックなものが多く、シングルになった"All for Love And Love for All"や"The Laundry"などシンプルなメロディをややトリッキーな味付けで聴かせています。一方で、John Leckieによる楽曲は素材を最大限に活かすアプローチが多く、ピアノのみをバックに囁くように歌われる"Trinity"はその最たるもの。この両者による振れ幅の大きさと、それでいてシームレスな流れが本作の強みで、リリースから30年以上経っても色褪せることのない傑作。

おわりに

今回は1990年1月〜12月までに購入したアルバムとベスト3アルバムについて書きました。ちなみに、1990年のイギリスの年間アルバムチャートはこんな感じのようです。

  1. …But Seriously(Phil Collins)

  2. The Immaculate Collection(Madonna)

  3. In Concert(Jose Carreras / Placido Domingo / Luciano Pavarotti)

  4. The Very Best of Elton John(Elton John)

  5. Soul Provider(Michael Bolton)

  6. The Essential Pavarotti(Luciano Pavarotti)

  7. Only Yesterday(Carpenters)

  8. Sleeping with The Past(Elton John)

  9. Serious Hits… Live!(Phil Collins)

  10. Listen without Prejudice Vol.1(George Michael)

Luciano Pavarottiが年間チャートに入るというイレギュラーな面はありつつ、全体的には良くも悪くもイギリスのチャートといった感じです。この中で持っているアルバムはGeorge Michaelのみ。買った物リストの中で上位に入っているのは、The Beautiful Southの"Choke"が23位、Depeche Modeの"Violator"が39位くらい。リストを書き出したときには、そんなマイナーなアーティストばっかり聴いていた訳じゃないと思ったのに、「フツーの感覚」とのズレが大きいんだなあと改めて実感しました。

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