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「大きなことをしたい」人ほど可能性がある 美大卒クリエイターがリチカに心動かされたわけ

リチカでモーショングラフィッカーとして活躍する山口大誓さん。昨年の11月に入社したばかりだが、そのセンスゆえにメンバーからは一目置かれている。クリエイターとしても個人で作品を制作している彼がなぜリチカに入社し、何を目指すのかを聞いてみた。

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「シンプルに絵が好きだったから」美大を志し、入学したという山口さん。漫画やアニメが好きで、自分でも描いたりしていた。入学前にアートかデザインのどちらかを選ぶことになり、手に職をつけられる点に惹かれてデザインを選んだ。「美大では具体的なスキルをたっぷり教えてくれるというより、色々な世界があるよ、という感じで入り口をたくさん見せてくれて、興味が沸いたら自分で深掘るっていうスタイルで。気になったらとにかく図書館で調べたりとかしてました」。特に視覚的なものやアイデアを感じるものが好きだと感じ、この"二つの要素が融合させられる表現"として映像の面白さに気づき、モーショングラフィック、アニメーションなどオンスクリーンメディアにのめり込んでいった

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新卒では外資の広告代理店に入ったが、半年足らずで退職を決断し、フリーランスに。「入った会社では新卒の僕でもAD(アートディレクター)的な業務を任せてもらえたのですがその経験の中で、やはり自分の手でモノを作りたいというもどかしさと、挑戦したいこともあってフリーランスでクリエイターをやろうと思ったんです」

とはいえ好きなことだけをして生きるのは予想以上に困難だった。「新卒で入った会社の知り合いから仕事を振ってもらったり、自分から営業をかけたりと色々試みたのですが、こりゃ大変だ…と思って、そこで初めて会社員の良さにやっと気づきました(笑)」。そして、様々なクリエイティブ系の会社を探していく中で見つけたのがリチカだった

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山口さんは美大の頃からクリエイター界隈の「蓄積のなさ」を問題に感じていたという。「アウトプット系のクリエイティブ職ってどうしても個人のセンスに依存するところがあるんですよね、『センスで殴り合う』みたいな...ただ僕には天才的なセンスがあるわけでもないですし、平和に仕事をしたいと思っていて。それにYouTubeで出てくる広告動画とかって基本みんなに嫌われてるじゃないですか。そういうクリエイティブを全部かっさらって、まとめてボトムアップして救ってあげたら、世の中の景色も少しずつ良くなるんじゃないかなって思ってるんです」。

リチカの入社面接でも、リチカ クラウドスタジオのフォーマットの中で得た知見を再利用して、全部経験値に変えているのが理想的だ! と力説したという。「今までもの作りながらもやもやしてた部分が、理想的なクリエイティブサイクルとして体現されてるなって魅力を感じたんです」

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今はどのような業務を担当しているのだろうか。「リチカ クラウドスタジオの既存のフォーマットの制作・アップデートもそうですし、実際に直接企業さんとやり取りさせてもらって、新しいフォーマット開発に向けた検証用の動画を作ったりもしてます。僕一人が動くというよりはチームでやり取りすることのほうが多くて、他の人から回ってきたボールを渡すみたいな業務もたくさんあるので、毎日すごく勉強になってます、毎日全然違う業務が舞い込んできて新鮮です。クリエイティブって、広告でもコンテンツでも、配信先によって世界観やニュアンスも変わったりするので、それを考えるのも楽しいです。制作・ディレクション・研究、と動画周りのこと大体やれてしまうので、動画が大好きな人には最高の環境だと思いますよ」。

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リチカの社内には、20代前半から活躍しているクリエイターの社員も多い。やはり山口さんにとっても、リチカはいい環境だと感じるだろうか? 「若いクリエイターの悩みとして、『自分の作品をアウトプットしたい』ってことが一つあると思うんですよ。自分のポートフォリオ増やしたい、みたいな。僕ももちろんあります。そういう面から言うとたしかに、リチカでは自分の名前は出ないんです。でもそれを差し引いても、ここにいたほうがリターンが大きいなと思ってるんです」。

その心は?「個人の制作は自分の時間でやればいいので。それよりもリチカ クラウドスタジオにはモーション、レイアウト、デザインとかクリエイティブのノウハウが超詰まってて、その恩恵が既にデカすぎる。『自分がこの仕事やりました!』って言いたい欲求ってクリエイターの方々は大体あると思うんですけど、『隠れたところで淑やかに大きいことやってますよ』みたいな気持ちがあります」

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たとえば、少しテキストの読みやすさを調整したフォーマットがクライアントに使われ、何百、何千という動画が生成されて世の中に出ていき、その動画を何万人もの人たちが観る。そう考えたら僕の一手って結構な影響力ありそうですよね(笑)、と山口さんは言う。「コンマ数秒単位で変わる体験の研究を重ね、それをもとにフォーマットを改良する。そうして出力された動画たちを視聴している人がたくさいんいる。決して表には出ないけれど、そこに喜びを感じられる変態な人はこの仕事に向いているのかなって思います」とニヤリとする。

山口さんには入社するときにマネージャーの奥武洋さんに言われて、印象に残っていることがある。「リチカ クラウドスタジオを成長させるのもそうなんですけど、そこで得た知見を横に広げていく考えで会社を進めてるよって言われたのがすごい魅力的だなと思ったんです。今は緻密な業務もあったりしますが、この会社にいたら、数年後には自分の仕事内容も全然違うことやってそうで、楽しみだったりします

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リチカは昨年12月にカクテルメイクから社名を変更し、「リッチコミュニケーションカンパニー」としてさらに加速するフェーズに入った。この1年が勝負の年だと社長の松尾さんも言う。山口さんは急成長するこの会社で、1年後どんなクリエイターになっていきたいと考えているのだろうか。

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「オンスクリーンメディアっていうのは、この先も成長し続けるコンテンツだと思うんです。リチカはそこに対して強いし、もっとどんどん強くなっていくと思うので、いろんなものをバリバリ食べて、自分の中で消化して、自分の表現したいことを見つけたいなとは思っています」。

クリエイティブ界には一人で何でも作れる天才もいる。しかしチームで積み上げた知見を活かしていけば、その天才たちと対等なクオリティとスピードでクリエイティブを量産できるようになる、と山口さん。「クリエイターのあり方、というのもどんどん変わっていくと思うんです。今までゼロから作るところに割いてた労力がなくなることもあるだろうなと。そうしたら、その空いた時間でどうやって、何を発揮していくのか。何が自分にとって適切なんだろうかというのを考えて、自分なりのクリエイター像を見つけていきたいなって思ってます」

若きクリエイターの挑戦は、始まったばかりだ。

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(編集協力/株式会社WORDS

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