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絵本の読み聞かせから始まるコミュニケーション

絵本の読み聞かせをしたことはありますか?
私が絵本を読みに行ったら我が子は喜ぶだろうな、どんな風に学校で過ごしているのかもちらっと見られるかな、という、完全に我が子ありき、という動機で読み聞かせのボランティアに参加しました。
絵本を1、2冊持っていって、読み聞かせるなら、寝る時にやっているし、私にも出来るかな、と気軽に始めましたが、なかなか奥深き世界でして、かれこれ8年ほど続けております。
絵本が好きな人、子供の様子が気になる人にはとってもお勧めです。

絵本の読み聞かせを続けてよかった3つのこと


・我が子が通う学校の雰囲気、少し先の様子が垣間見れる

私は2つの公立小学校で体験してきましたが、授業が始まる前の朝の時間に10分~20分ほど時間を頂き、自分で選んだ絵本を読み聞かせます。
教室で生徒の前に立ち、絵本を読む。35人と先生の視線が一斉に向けられる。なかなかこんな機会、ないですよね!ものすごく緊張します。

我が子が入学したタイミングで参加したので、初めての読み聞かせは1年生のクラス。みんな絵本を読んでもらえてうれしい!というニコニコ笑顔が大半なので、緊張しつつも何とかやり切れました。初めは低学年をお勧めします。きっと割り当てられます。
我が子や知っているお子さんの顔もちらちらと見え、普段のクラスの雰囲気を垣間見れ、じーんときます。小学校に入って、大きなランドセル背負って、この教室で頑張っているんだなぁ、と。
そして、2年生や3年生のクラスへ読み聞かせに入ることで、先々どんな風な学校生活を送るのか、様子を見ることが出来ます。

・子供たちとのコミュニケーションが楽しい

読み聞かせも慣れてくると、ただ読むだけではなく、子供たちとのやり取りも楽しみの一つになります。対話型の絵本を見せながら、「これなーんだ?」と質問して、子供たちに自由に答えてもらったり、数遊びをしたり。こちらが投げたボールをちゃんと返してくれる、しかもキラキラした目で楽しそうに。そんな時は、心の中でガッツポーズ!

授業が始まる前に与えられたわずかな時間を、子供たちが楽しんでくれたらいいなぁ、と思っていつも本を選んでいます。
本選びから始まり、コミュニケーションタイムも含めた時間配分、物語を楽しんでもらえるような読み方、間の取り方、など、準備も結構しっかりして、練習もします。
でも、最初は面白そうな本をさっと選んで持っていって、読んで終わり、でもいいので、気になる人がいたら、チャレンジしてもらいたいなぁと思います。楽しく、得るものがたくさんあります。

高学年に読む時がなかなかハードルが高いです。まず、始まる前から白けています。
「えー、読み聞かせ?絵本?もう、そういうのいいんだけど。」って引いているのが伝わってきます。
でも、そんな時こそ、何とかしたい、燃えます。
そして、くすっとしたら、やっぱりガッツポーズ。
高学年だって、まだまだ素敵な絵本を欲していると思います。

・絵本好きな保護者・地域の人との繋がりが増える

そして、引っ越しで転入した時は読み聞かせに飛び込みましょう。知らない土地で、やっぱり誰か知り合いがいると何かの時に頼れます。
私はすぐに参加しました。顔見知りが出来るのって、少しですけど、心の安心につながりますよね。
新しい学校でわからないことだらけな時こそ、読み聞かせのようなボランティアやPTA活動への参加は有効だな、と思います。子供たちにも○○ちゃんのママ!と覚えてもらえます。
学校の先生に聞けばわかることが大半ですが、ちょっとした知り合いがいるというのは、少し心強い。

そして、私が知る限り、絵本好きな人はだいたい優しい。そして、絵本の魅力をいろいろと教えてくれて、たくさんの絵本に出会うことが出来ます。
絵本って面白いなぁ、と大人になっても思います。
今の学校では、お子さんが卒業した後も10年以上に渡り、活動を続けられている先輩もおり、尊敬と共に、彼女たちにとっても、子供たちと触れ合う時間は貴重な尊い時間なのだろうと思います。

子供が持つ未知なことへのまっすぐなまなざしを受け止めるには、大人も準備して、アップデートしておく必要がありますね。
読み終えた後は、次はこうしてああしよう、と反省と共に次へのチャレンジな気持ちも沸いてくる不思議。
読み聞かせをしている人たちは、この楽しさを知っているから、続けられる。

子供たちには物語の楽しさを、大人たちには子供たちからのエネルギーを。こうして振り返るととってもWIN-WINなコンテンツなのだと改めて感じた読み聞かせ。
会社に勤めていた頃によくやっていたなぁ、と思いますが、何とか10分間を捻出して、月に1~2回、出社前に通っていました
気になる方がいたら、是非トライしてみてください。


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