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周りとのスピード感の違い


私はしばしば、「自分は話の空気を読めない」と感じることがあります。

ひとつの会話の中で読める部分と読めない部分を感じることが多く、それは一対一のときによく起こります


自分の会話のペースと合わない人と話すとそうなるのですが、極端にスローペースというか頭の回転が遅いので、そもそも自分のペースに合う人はなかなかいません。

仕事の現場ならなおさらです。仕事は次から次へと話が進みます。
その中でもスピードを要さない仕事を選びましたが
他の皆さんはそのスピードの中で生きて、仕事をしています。もともと自分の部署はせっかちな方が多いので、なおさら合うはずはないのですが、自分の中にも問題はあると感じました。

人の話を1〜10まで一生懸命聴いていたら身が持ちません。ある程度「聞き流す」力も必要だとは思うのですが、上手くできません。


意識が向かない


疲れると、よく意識は別の方へいってしまいます。

「〜だよね〜!」
「…え?ごめん聞いてなかった」

イメージはこんな状況です。
おそらく自分にしか意識がいってないため、最初は頑張って聞いていても、話に疲れたら無意識に意識や関心が薄れていきます。

反応が遅い

頭の回転がすごく悪いため、会話も時間差で反応することもしばしばです。
最初は適当に相槌を打ったあと、自分の気になったことだけ後に反応したり、確認し直します。

「〇〇だよね」
「そうだね」

(あ、さっきの〇〇ってそういうことか)


相手の気持ちを汲みとれない

相手がどういう気持ちで言っているのかがその場で状況把握できません。


最近そのことを感じた会話例です。
仕事終わりにこんな話になりました。

「このお菓子の原材料なんだと思う?」

この文だけを読めば、普通の回答ができると思います。

「ん〜〇〇かな?」
「わかんない」
「何?」


しかし、答えられませんでした。いえ、答える気すらなかった。疲れて、答えず他のことをしようとしていました。

頭の中の想定では、その話の続きはこうでした。

「原材料なんだとおもいますか?
…実は〇〇なんですよ!」

そもそもクイズとは思っていなかったのです。
出題者本人が答えをすぐ言うだろう、と予想していました。だから考えることすらしようとしなかった。雑に対応していたのです。

しかし、相手は答えを言ってもらい、それでその場は終わる予想だったのです。
幸いその時は、他の方が気を利かせて答えてくださいました。それが「正解の反応」でした。
そこでやっと自分の反応は違ったかもしれないと気付きました。
しかしこれが、本来の姿であり現状です。

人と話すたびに後から「何かおかしい」と自覚できるため、反省をすることが多い毎日です。
もちろん起きてしまったことは仕方ないので諦めますが、そんな対応になる自分が悔しくなります。
「空気を読めない」のではなく「自分勝手」「自己中心的」な反応をしてしまっていたのです。


今回改めてわかったのは、
これらの症状は人と話をし続け、「少し無理してるかな」「ちょっと疲れたな」と感じたあとによく出ます。

会話をするには、時間に限度があります。
話す時間が多いと、疲れて集中力が切れ、相槌も内容も薄くなるし、何より相手にとって不愉快にさせてしまいます。仕事上ではさらに不信感を抱かせてしまいます。
何より自己中心さが増してしまうようで悔しかった。

自分も守るうえでも、どんな場所でも「一人の時間」「休憩」を積極的につくることは必要だと思いました。

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