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退職所得控除について

こんにちは
ご覧いただきありがとうございます。

本日もCFPの勉強がてら、退職所得控除についてまとめていきます。

退職所得控除について


退職所得控除とは

退職所得控除とは、読んで字のごとく、「退職するときに受け取れる退職金」に対して、課税される際に控除が受けれるものです。

退職金の平均額は大企業と中小企業で大きな開きがあり、全体平均では約2,000万円、大企業に勤めている人で約2,500万円、中小企業に勤めている人で約1,100万円となっています。

この金額に普通に税金がかけられてと、結構痛いですよね。
そこで、この退職所得控除というものがあります。


キーワードは勤続【20年】の壁

退職金にかかる税金は勤続年数が長いほど少ないです。
・勤続年数20年以下⇒40万円×勤続年数(勤続年数2年以下は一律80万)
・勤続年数20年以上⇒800万円+70万円×(勤続年数-20年)
※勤続年数の端数(○○ヶ月)は切り上げ。

ただ、早見表にあるように、基本的には多くの方が控除額の範囲で
収まる方がほとんどではないでしょうか。
10年勤めて、1000万円超えるような退職金が出る方はご注意を!


退職しようと思った時には

・そろそろ会社を辞めて、独立しようかな。
・一旦いまの仕事に区切りをつけて、新しいことにチャレンジしようかな。
など考えている方は、以下の方法を検討してみるのもいいかと思います。

①今やめた場合の退職金の額を調べる
②勤続年数を調べて、上記早見表と照らし合わせて、非課税枠を確認する
③万が一非課税枠を超えそうな場合は、数か月我慢して、勤続年数が繰り上がるタイミングを待つ。

最後に

色々勉強していく中で、もちろん例外もありますが、お金は徴収されるときは、自動でお金が徴収されていくのにも関わらず、控除を受ける時や、払い戻しの手続きをする際は、多くは自分自身で手続きをしないといけません。

自身は勤続年数7年ほどで、前職を退職したため、対した退職金も出ませんでしたので、非課税枠の中で収まりましたが、当時辞める際には、お金に関する知識は全くと言っていいほどありませんでしたので、この制度についてももちろん知りませんでした。(お恥ずかしい)

今まさに退職を考えている方の役に少しでも立てれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

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