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コロナ禍は終わっていない

知人がコロナウイルスに感染しました。どこで感染したかはよくわからないそうですが、感染を疑い薬局に検査キットを買いに行きましたが売り切れで買えなかったと言います。病院に行こうとも思いましたがすぐには診てもらえなかったそうです。幸い症状は軽く、その後医者にも診てもらって一応回復しました。けれど10日たった今も何となくのどがすっきりしないと言っています。後遺症も心配しています。彼の他にも私の周りには感染したという人が何人かいます。

町を歩くとコロナ禍はすでに過去のことのような雰囲気を感じます。政府もメディアも感染状況を伝えることはもうありません。政府は自分たちの役目はもう終わったような態度で、あとは自己責任で対処しなさいと言っているように感じます。でも感染している人は未だにおり、その数はまた増え始めています。中には重症化している人もいますし、後遺症に悩む人も少なくありません。6月19日(水)の朝日新聞に高校生が自身の後遺症のことを投稿していました。

(声)コロナ後遺症、味覚異常に悩む
                                             大学生(愛知県 18歳)

 私は高校3年の時にコロナに感染した。年齢も若く、症状は軽症だったため、薬を飲めばすぐに治るだろうと思っていた。しかし発症から3日目、突然食べ物の味や匂いがなくなった。最初は鼻詰まりのせいだろうと思っていたが、治った後も味覚や嗅覚(きゅうかく)は戻らず、病院へ行くとコロナの後遺症だと言われた。

 後遺症は治療法が確立されておらず、漢方や神経障害に効く薬など多い時は1回6錠もの薬を飲んだ。そのおかげか嗅覚はほとんど戻り、味覚も無味ではなくなったが、私の場合は全て納豆のような味がする味覚異常という症状に変わった。この症状は今でも改善されていない。

 5類に移行されて1年、今はマスクをしていない人がほとんどだ。しかし、私のように後遺症に悩む人もいる。若いから、基礎疾患がないから、風邪と同じ、すぐ治る。そう思っている人がいるならば、そうではないということを知って欲しい。

朝日新聞デジタルより

コロナ禍はまだ続いていることを実感します。


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