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飲み会で研究のエネルギーを補充する

修士課程の時からゼミの後はたびたび飲みに行っていましたが、博士課程に入ってからは毎回のように行きました。先生が声をかけてくださることが多かったですが、ゼミの後は飲み会をするのがあたりまえになっていました。ゼミの二次会といった感じです。

飲み会は修士・博士合同の大人数の時もあれば、博士だけの少人数のこともあります。たいていは大学近くの居酒屋や小料理屋に行きますが、時にはおしゃれなフレンチレストランやワインバーなどにも行きました。でもみんなお金のない学生なので安いお店が多かったです。ガード下の飲み屋横丁が大好きな私にはそれがとても居心地よかったです。

ゼミ生もお酒が入ると教室では見えない姿を見せることがあます。研究に関する議論もよくやりました。教室では遠慮がちな若い院生が本音で語り始めたりするので有意義な場だと思いました。先生も「二次会」の効果を期待しておられたのかもしれません。

私も自分の子どもと同世代の若い院生と飲む時間はとても楽しかったです。。若者文化をずいぶん学びました。そんな私ですがいつも気にかけていたことがあります。帰りの電車の時間です。ゼミが終了するのは毎回9時近くです。それから飲みに行くのであっと言う間に夜遅くなってしまいます。私は片道1時間半かけて通学していましたのでいつも終電時間を気にしながら飲んでいました。

時に終電を逃すこともありました。そんなときは遠回りしてまだ動いている路線を使ったりタクシーを使ったりしました。タクシー利用は思わぬ出費になり痛かったです。終電に間に合っても飲み過ぎていて自宅のある駅を乗り過ごしてしまうこともありました。家族はきっと「不良母」の私に呆れていたと思いますが何も言いませんでした。家族にはとても感謝しています。

飲み会は個人的に数名で行くこともよくありました。そのひとつが「JJ(熟女)会」です。院生は20代、30代が多かったのですが、私のような50代の女性が数名いました。そこでJJ会を結成し「大人の会」だと言いながら先生を誘ってよく飲みに行きました。みんな家庭を持っていましたが家庭に縛られない自由な女性ばかりです。おばさん院生としての苦労や悩み、愚痴などを言い合って盛り上がりました。いつの間にかみんな還暦を過ぎ「RJ会(老女)」になってしまいましたが。
  


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