短編小説:今日も同じ朝日
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いつもと同じ朝日を見た。
いつもと同じ普通の朝日。
今日も同じ朝ご飯を食べて、同じ様に学校の準備をする。
「ねえママ。毎日同じ様な生活をしているけど、みんなはなんでそれでも飽きないの?」
私は疑問に思っていた。
人は同じ様な生活を続けているのにもかかわらず、今日もみんな学校に行ったり、仕事に行ったりするからだ。
「夢ちゃんは飽きないの?」
「私はね、何か飽きないの。こうやっていつもと同じご飯を食べたり、同じ人といるのが。」と、私は言った。
「私も同じかなあ。私はいつも同じ