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ともだちひとり、きえちゃった。(短編小説)

友達一人、消えちゃった。私はよく「変だね。」と、よく言われる。私には理解できる気持ちがない。周りがおかしいんだと思う。友達は「疲れた。」と、言っていた。私は「そーなんだ。」と、言った。「そーなんだ。っていう反応嫌い!」と、友達は言っていた。私は「そーなんだ。」と、言った。友達は過ぎ去って行った。家での出来事だった。お母さんが、「友達は?」と、聞いていたので、「帰っちゃった。」と、言った。お母さんは「何かあったの!?なにかしたの!?」と言っていたので、「分かんない。」と、言った。お母さんは変な顔をした。私は、「怒ってるの?」と、聞いたらお母さんは「当たり前だよ!なんで分かんないの!」と、言っていた。私は「だって分かんないから。」と、言うと、お母さんはどっか行った。私はゲームを始めた。最近ハマっているゲームだ。オンラインで相手を倒すゲームだ。バン!倒された。「負けたー。」と言い、もう一回、もう一回と、思っているうちに夜の6時になった。4時間もゲームをやっていた。私はお母さんに「ご飯まだ~?お腹すいたんだけどー。」と、言った。お母さんは一瞬黙って、「ママは今作ってる途中なの。」と、言っていた。私はお腹が空いてイライラしていたので、「早くしてー。」と言うと、お母さんが「うるさい!」と言った。大声だった。「お母さんうるさいー。迷惑ー。」と、言った。お母さんは怒って出ていった。今、家にはお母さんと、私しかいなかった。聞き慣れた声で、妹が帰ってきた。妹は習い事に行っていた。「ママは?」と、聞いていたので「どっか行った。」と言った。妹は「はぁー。」と、ため息をついた。「どうしてため息をついてるの?」と、聞くと「お姉ちゃんのせい。」と、言っていた。私は「なんで?」と聞くと妹はさらにため息をついた。「なんで?ねえなんで?なんで?」と、聞くと妹は「うるさい!」と、言っていた。私は「さっきのお母さんの声よりうるさくないよ。」と言った。妹は自分の部屋に戻りピシャン!という音を鳴らし、部屋にこもっていった。

END


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