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実際にあった質問(エントリーシート編)

今回は実際にあった質問のエントリーシート編をお話しします。
基本的な志望理由や自己PRは今回は省きます。それ以外の質問やおいおいこんなのアリかよ、なんて質問もありますので、自分だったらどう答えるか考えてみてください。


導入:質問に答えるときに一番大切なこと


面接でもそうですが、エントリーシートの質問に答えるとき大切なのは、何を聞かれていて自分の回答はその問いに答えられているか、この視点を忘れないでください。最低でも考え始め、書き始め、書き終わりの際には意識してください。聞かれたことに対してちゃんと答えていないとそれだけで会話が成り立っていないので悪い印象を与えます。
例えば「好きなおにぎりの具は何ですか?」と聞かれているのに、あれこれ考えているうちに「チャーハンです!」と答えたらもうこの人何言ってんだ、になります。
色々考えを巡らせるのは良いことです。しかし、最後にはちゃんと質問に答えられているのか、しっかりその視点を持って見直してください。
正直回答なんていくらでもパターンがあります。ですので、質問に対して答えられていればどんな回答でも問題ありません。

①本学園において、あなたがこれまでの経験で培った専門知識及びスキルをどのように活かすことができるか具体的に記入してください(500~600字)(T大学)

この系統は割とありがちな部類ですね。いわゆる現職や前職で培ったことをどう活かせるか。これらも前回の志望理由の時にお伝えした通り、100点満点の回答を狙わないでください。こんなもの穴の無い回答なんてありません。60~80点くらいを狙いましょう。
他業界の転職者ですと大学職員の業務なんてほとんど分からないですし、どう活かせるかなんてだいたいで構いません。それが大きく逸れてなくて、論理的に筋が通っていればそれでOKです。

②入職後、本学園のチームの一員となりますが、仕事を進める上であなたが大切だと考えることは何ですか?(約400字)(T大学)

仕事を進める上で大切な事・・・いっぱいありますね(笑)
これくらいの文字数であれば何か一つ決めて、あとはエピソードで埋めるのが良いと思います。大切な事二つでもいいかもしれないですね。

③私立大学を取り巻く厳しい環境のなかで、今、私立大学の「事務職員」に最も求められているものは何だと思いますか?(600 字以内)(K大学)

これと似たような質問に「大学職員に求められるものは何ですか?」という質問もよく見かけます。基本的には同じなのですが、今回の質問の場合には時代背景も盛り込むと良いと思います。そして、今回は「最も」求められるものなので要素は1つに絞りましょう。これも論理的であればなんでもいいと思います。少子化による影響で私立大学の学生確保はより一層厳しくなってきた、だからこそあらゆる形で学生確保に努めなくてはいけない。こんな前置きから入試方法の提案やSNSなどを利用した広報力の強化、障害を持った方などの様々な学生を受け入れるべく校内のバリアフリー化やサポート体制の強化・・・正直なんでも良いです。今挙げたのは具体例というか厳しい環境の中で行う施策の数々で、事務職員に求められるのは「主体性」だったり「コミュニケーション能力」だったり。上記施策を実行するには主体性やコミュニケーション能力があれば実現に近づくことができる、のような感じで。
かつての事務職員は、業務に従事し教員や文科省から言われてたことを正確に行う従順な「正確性」が求められてきました。これからの時代それだけでは通用しません。といった話から上の話に繋げるのが良いかな、と思います。

④本学が社会に果たすべき役割について、お考えを述べてください。(約700字)(T大学)

これはこの大学の特色を調べて社会的に、また地域的にどういったポジションにあるのかを述べます。研究職が強いのであれば研究の柱として、また就職に力を入れているのであれば社会で通用する人材を育成する教育機関として、そんな役割があると思います。今挙げたのは一例にすぎませんので、その大学の特色をしっかり調べていくつか挙げられると良いと思います。

⑤入職後、どのように学校を「変革していく」かを、簡単な図等を用いて分かりやすく示してください(A4半分くらい)(M大学)

いや、意味わからん(笑) 変革していくなら大学業界や個別の大学が抱える現状の課題をいろいろな施策で改善する=変革、みたいなことを書けますが、「図」!?「等」!? なにを用いればいいんですか(笑)
ひとまずこのエントリーシートは何かしら図を書いて説明した記憶があります。なんだか試されている気がしてならなかったエントリーシートでした。

⑥「コロナ禍での学生交流会のプログラムを企画してください。」(A4で1枚、文章or図示)(M大学)

なんでしょうね、企画力を見ているのでしょうか。これ自分は現役の大学職員でしたから同じ悩みを持っていましたしイメージしやすかったのですが、他業界の人きつかっただろうなーって思いました。
実際にはオンライン上で舞台がそのM大学の脱出ゲームを行って様々なキャンパス案内やオリエンテーションを行う、そしてそれがグループで協力しないと脱出できない、こんなことを企画しました。結果は残念ながら落ちました。個人的には面白いと思ったんだけどなー・・・

おまけ:趣味、特技

これ案外悩みますよね。自分は何か面接官に引っかかってくれ!という願いから枠いっぱいに趣味を書きまくりました。元々多趣味だったのもあり、案外引っかかってくれる面接官もいました。一番引っかかったのが「麻雀」でしたね。やっぱり好きな人は好きみたいです(笑)
なので、変に取り繕って書くよりも素直に書いてみると案外面接官に受けるかもしれませんよ。


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
書いてみて思ったのが、いろんな質問があったなー、と。そして今回は抜粋ですが案外似たような質問を他の大学でされていました。たくさん大学を受けることで経験値が得られ、回答のブラッシュアップや使いまわしができます。
エントリーシートはまだ考える時間がありますが、次回は「実際にあった質問(面接編)」をお伝えします。面接はもう準備が大切になってきます。
もしエントリーシートどう書けばいいか、このような質問にどう答えればいいか、書いたんですけど見てください!といった事がありましたら、ついにTwitterを始めたので、そちらからメッセージ頂ければと思います。
@UniStaff_kyoumu

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