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非日常ラウンジ 山手線徒歩一周編

私は非日常が好きだ。

非日常は日常に隠れている。

日常使いしている場所も、視線を変えれば非日常になる。

その例として、山手線の一周を徒歩で回った話を。

<記録>

実施: 3月(暑すぎず寒すぎず)
出発: 東京駅 6:40
到着: 東京駅 21:53
歩数: 64888歩
距離: 43.8キロ

荷物は最小限。

Suicaとスマホさえあればいい。

道順はGoogleマップで調べて次の駅の最短距離を調べながら進む。

出発駅を決めたら即スタートだ。

朝、6:40に東京駅に到着。

写真撮影後、早速有楽町方面へ。

時間との勝負、そう思い急いだ。

1駅目、有楽町駅。

到着するとコンビニで朝ごはんと飲み物を購入。

ウィダーとおにぎり、ミネラルウォーター。

ささっと食べると、水分補給をして次の駅へ。

新橋、浜松町、浜松町、田町、高輪ゲートウェイ、品川。

ここで一旦休憩、朝マック。

大崎、五反田、目黒、恵比寿。

恵比寿駅のスープストックで小休憩。

この時点で11時ごろ。

まだ足もスタミナも余裕があったが、念のため休憩を入れることにした。

3月といえどまだ寒かったので、体を温める目的もあった。

このあたりから、楽しいポイントが続く。

渋谷、原宿、代々木、新宿、新大久保。

これまでの人生でも何度も訪れたことのある駅の連続。

でも地続きで感じるのは初めてで、よく行く通りの延長線上に隣駅があることを知って地理感覚が深まる。

また、原宿から新大久保にかけては食べ歩きポイントだ。

原宿でクレープを頬張り、代々木でオシャレなカフェへ。

新大久保ではチーズハットグを。

このあたりから足に疲労が溜まってきていることを感じる。

信号待ちでは屈伸やストレッチを行うようになってきた。

続いて、高田馬場、目白、池袋。

池袋に着く頃には毎15分、ストレッチをする程に。

さすがにしんどくなってきた。

ふくらはぎや腰の疲労が蓄積してきたのだ。

サンシャインで休憩することにした。

15分ほど、ベンチでひと休み。

さて、ここからキツくなってくる。

観光地ではなく住宅地が増えてくるため、お住まいの方には申し訳ないが駅ごとの楽しみが減ってくる。

イベントが特になく、ひたすら歩いて消化していく感じがなかなかにきつい。

時間は14時ごろ。

大塚、巣鴨、駒込、田端、西日暮里。

駅の雰囲気も似てくる。

途中、コンビニでチキンを買ったり、コーヒーを淹れたりして気を紛らわす。

終わりの時間も迫ってくる。

日が暮れて、駅の文字もライトアップされる。


日暮里につき、夕飯を食べる。

駅前の居酒屋に入るが、疲労感がひどくとてもアルコールを入れる気になれない。

いま飲んだらどうでも良くなってしまう気もするので我慢。

食事後、10分ほど目を瞑って休む。

気を取り直して再開。

鶯谷、上野。

街の活気が増えてきた。

商店街の薬局でウィダーを買い、エネルギー補給。

足の感覚はというと、麻痺してきたからかいくらでも歩けそうな気がしてきた。

御徒町、秋葉原、神田。

イヤホンを挿して音楽を再生する。

散歩用プレイリストだ。

リズムに合わせて歩を進める。

そして…

東京駅。


到着時刻、21:50。

帰ってきた!

工夫次第で日常の風景も非日常に変えられるのだと実感した旅だった。

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