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神戸が他都市を凌ぐ点とは ①神戸空港

京都・大阪と比べて神戸に何があるか

京阪神で神戸市が優っている点をいくつか挙げてみましょう。
強みを把握し、洗練することで都市の魅力を大幅に向上させることができます。
以下、私が思う「神戸の強み」を列挙しています。
【神戸の強み一覧】
・空港の立地
・温泉
・港
・山
・日本酒
・神戸ビーフ
・おしゃれブランド
・医療産業都市
…大きくこの8つが挙げられます。
今回は神戸空港について語っていきましょう。

空港の恵まれた立地

都心部に空港があるのは他都市にない強みと言えるでしょう。
大阪の空港は都市部から遠く、京都にはそもそも空港がありません。
わずか20分ほどで主要駅・新幹線駅に出られる神戸空港は観光・ビジネスにおいて大きな役割を果たします。
特に神戸市が苦手としているインバウンドに対しては効果的です。

インバウンド戦略(観光)

神戸市は現在、インバウンド政策として以下のように打ち出しています。

神戸市観光局 インバウンド戦略

要するに、神戸にはインバウンド向けの観光地が少ないので、人気の京都と大阪と姫路から満遍なく近い拠点として神戸を訪れて(宿泊して)もらうというものです。欧米人は休暇が比較的長いので、なかには各観光地を回りやすい場所に拠点を据える人もいるかも知れませんが、これはかなり厳しいでしょう。

ただ、この戦略は神戸空港国際線就航の話が出る前からあるものだそうで、就航後を見据えると違う戦略がとれそうに思います。

例えば、関西空港空港付近にある「りんくうタウン」のように「日本の玄関口」としての立ち位置を確立できれば、インバウンド集客を狙うことができるではないでしょうか。
人口10万人にも満たない「大阪府泉佐野市」のりんくうタウンがあれほどの発展を見せているのであれば、空港付近でのホテル宿泊・ショッピングはインバウンドにとって高い需要があるように思います。神戸市は神戸空港国際線の拡大を推し進めていくべきです。

りんくうタウン駅周辺

ビジネスにおいても、「日本の玄関口」として立場は京都・大阪と差別化できます。外資系企業は空港とアクセスが良い場所に本社を構える傾向があり、特にビジネスで対立する大阪とは、と棲み分けができることになります。神戸には異文化を受け入れてきた歴史もあり、既に多くの外資系企業が存在します。国際線就航はこの流れに拍車をかけ、神戸市は都市として生き残ることができるのではないでしょうか。

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以上の点から、神戸空港は神戸市にとって大きな強みと言えます。

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