『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣1】
【氣1節】〜『不眠(睡眠障害)でお悩みの方々へ』「不眠(睡眠障害)の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【➀】
◆【不定愁訴症候群〜➀】『不眠(睡眠障害 等)』の概要〜
◆『不眠症』の概要 〜
・「不眠症」とは、「入眠障害(寝つきが悪い)・中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)・早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)等の睡眠問題」があり、その為に「日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下等の不調が出現する」病気です。
◆『不眠症』の原因 〜
・「不眠症は、一つの病気ではありません」。大部分の不眠症にはそれぞれ原因があり、対処法も異なります。主な不眠の原因とその対処法について簡単に表にまとめたので参考にしてください。
・特に大事なのは、不眠症状を伴う様々な睡眠障害と誤診をしない事です。睡眠時無呼吸症候群・レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)・周期性四肢運動障害・うつ病による不眠や過眠などは、専門施設での検査と診断が必要です。
※これらの特殊な睡眠障害にはそれぞれの治療法があり、通常の睡眠薬では治りません。これらの睡眠障害が疑われる場合には、日本睡眠学会(http://jssr.jp/)の睡眠医療認定医や精神科医、脳神経内科医などへのご相談をお薦めします。
◆『不眠症』の分類 (タイプ)〜
・「不眠症状」には、
➀寝つきの悪い「入眠障害」、
②眠りが浅く途中で何度も目が覚める「中途覚醒」、
③早朝に目が覚めて二度寝ができない「早朝覚醒」等のタイプがあります。
「不眠症状タイプ」は、原因を探ったり、睡眠薬を選択したりする際に参考になります。
◆『不眠(睡眠不足/睡眠障害)』における、「東洋医学(漢方)」的 見解について、
◉「東洋医学(漢方)」的見解における、『不眠(睡眠不足/睡眠障害)』の解釈とは、…
〜[漢方と鍼灸・誠心堂薬局より]〜
◎「不眠の原因」としては、「ストレスや抑うつ、過労や過度に怠惰な生活、慢性病による体力の消耗、暴飲暴食 等の食生活の不摂生」があげられます。中医学において「不眠」と「主に関係する臓腑(※)は “心(しん)”、“肝(かん)”、“脾(ひ)”の3つ」です。
(※)〜この「臓腑」とは、…漢方の用語『蔵象学』による[心・肝・脾]の解釈である。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
Ⅰ]〜『心(しん)』、
・中医学で云うところの「心(しん)」は西洋医学と同じ血液ポンプとしての役目(※)に加えて、「精神活動を担っています」。
「心が十分に養われ働きが順調であれば、精神活動は安定します」が、「養う力が不足すると精神不安となり、不眠症状が見られる」ようになります。
(※)〜要は、「血液の循環」に「何らかの障害」が起こると、「血の不足により、不眠」となる。
(※)〜合わせて、「漢方」で云う『心』の概念には、…「内因」と云われる「病気になる原因」があり、その中に「七情」と云われる『五臓に疲れ・弱体化がみられると変動する「感情」が、それぞれの「臓」にある』
・そして、…『心』の司る「七情」は、『憂(うれい)』である。
・この『憂いの感情』を解釈すると、
◎現代で云う、「精神障害・不安神経症」的な意味と云えます。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
Ⅱ]〜『肝(かん)』、
「肝」は、「大量の血(けつ)を貯蔵している場所」です。
・「憂うつや激しい怒りによって、肝を傷つける」と、「血を蓄える機能が失われて、熟睡が出来なく」なります。
・「肝」は、「落ち込んで気分がすぐれない、抑うつ状態になる、イライラする、妙に怒りっぽい」と云う「情緒の変化」と関係します。
(※)〜上記の「七情」のうち、漢方で云う『肝』の司る「感情」は、『怒』である。
・この『憂いの感情』を解釈すると、
◎現代で云う、「肝鬱・イライラ・ムカつき・ノイローゼ・積極性が強い」的な意味と云えます。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
Ⅲ]〜『脾(ひ)』、
・「脾(ひ)」は、「飲食物から栄養を吸収する消化器と同じ様な働きがあります」が、…
「思い悩むと脾の機能が弱る」為、「身体全体の気や血の量が少なくなります」。
「心(しん)」に届く血が不足すると、「心の働きが不安定となり、不眠が生じます」。
(※)〜上記の「七情」のうち、漢方で云う『脾』の司る「感情」は、『思』である。
・この『憂いの感情』を解釈すると、
◎現代で云う、「思考力・思い悩み・記憶力・恋煩い」的な意味と云えます。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
◎「不眠症とは?漢方ではどう考える?」
・一口に「眠れない」といっても、原因や症状は人それぞれです。
〜[kracie(クラシエ)の漢方より]〜
・代表的なタイプとして、「➀寝つきが悪い、入眠障害」、「②夜中に目が覚めてしまう、中途覚醒」、「③早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒」、「④ぐっすり眠った気がしない熟眠障害」に分けられます。
・東洋医学では、「不眠」は「気(き)※1」「血(けつ)※2」の異常によって起きる事が多いと考え、以下のように分類しています。
※1〜「気」とは目に見えないが人のカラダを支えるすべての原動力のようなもの。
※2〜「血」とは全身の組織や器官に栄養を与えるもの。
Ⅰ]〜【不安感で眠れない】気滞(きたい)タイプ、
・「気滞」とは、「気の巡りがスムーズでなく、エネルギーが停滞している状態(※)」。
・「気分が塞ぎ、常に不安感があったり、ささいな事が気になったりして、寝付きが悪くなります」。
(※「気滞」)〜上記の「七情」で云うと、『肝・腎・心・脾』の体調が崩れると発動する「症状」である。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・所謂、『鬱滞』(下記の症状を伴う)
☑ イライラ『肝』 ☑ 情緒不安定『肝心』
☑ 不安感『心』 ☑ 憂鬱感『肝・脾』
☑ 胸喉の詰感『肝腎』 ☑ お腹の張り『脾』
等。
Ⅱ]〜【神経過敏で眠れない】気逆(きぎゃく)タイプ
・「気逆」とは、「気が本来とは逆(別)の方向に流れる状態の事」。
・「人は夜になると、気から生じる熱を鎮めることで眠ります(※)」。
しかし、「このタイプは気の熱を十分に鎮められず、寝つきが悪く、一旦寝ついても夜中に目覚めやすい傾向にあります(※)」。
(※「気逆」)〜上記の「七情」で云うと、『肝・肺・心・脾』の体調が崩れると発動する「症状」 〜[Naturalflavorによる解説]〜
・所謂、『煩燥』(下記の症状を伴う)
☑ 神経過敏『心』 ☑ 怒りっぽい『肝』
☑ イライラ『肝』 ☑ 焦燥感『肝心』
☑ のぼせ『心腎』 ☑ ほてり『心肝腎』
☑ 動悸『心腎』 ☑ げっぷ『心脾』
☑ 吐き気『脾』
Ⅲ]〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
・「気血両虚」とは、「快眠の為の大切な気血が不足し、働きが低下している状態の事」。
・ぐっすり眠るエネルギーが足りない事から、「疲れているのに眠れない」「熟睡感を得られない」といった症状が起こりがちです。
(※「気血両虚」)〜上記の「七情」で云うと、『肝・腎・心・脾』の体調が崩れると発動する「症状」の事。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・所謂、『思想』 (下記の症状を伴う)
☑ 全身倦怠感『脾肝』 ☑ 気力がない『肺』
☑ 疲れ易い『肝脾』 ☑ 血色が悪い『脾肝』
☑ 貧血気味『脾肝』 ☑ 食欲不振『脾』
☑ 胃もたれ『脾』 ☑ 食後の眠気『肺脾』
☑ 寝汗をかき易い『肝心』
以上です…。 次回、【中編】に移ります。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?