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建築は、クッキング!?

今日読んだ本は#「環境ノイズを読み、風景を作る」という本。その本の最後の方に「クッキングアーバニズム」という手法が載っている。
それは、建築を分析する時にその特徴を食材に例えて表現する手法だった。

例えば、高低差が25メートルもあるもともと、階段として利用されていた土地に建物を立てるという計画があった時、斜面に普通の形の建築をおいたら、転がり落ちて行ってしまうので、筒状の箱をいくつも置くことで、斜面にある凹みや出っ張りにうまくくっつけ、一つの建築とした。

この時、筒を水平方向、垂直方向と向きをずらしておいたことで、筒の開口の部分が様々なシーンを切り取っていた。等高線に対して平行な筒は、周辺の森林を切り取り、等高線に対して垂直な筒は、風景と斜面を切り取り、それらに対して縦方向に垂直な筒は、地面と空を一つのシーンとして切り取った。
これは建築に「ワサビ」の手法が使われていると著者は述べている。

私は「ワサビ・・・?」と思ったが、ここでいうワサビとは、一種の例えとして使われており、付加物をつけることで、もともとあった物の魅力を引き出し、さらなる特徴を与えるといった意味で使われているようだ。

確かに、クッキングする時でもワサビはそんな役割を持っているような気がする・・・

他にも、アエモノやタコヤキなどたくさんのクッキングアーバニズムの手法が載っている。

この考え方は面白い。

今日の学びポイント1
短かな生活にある作業を、建築の設計の手法として取り入れてみる!!


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