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研究職と研究開発職の違いと転職活動で聞かれたこと

研究開発職は「研究開発」と「既存品対応」を同時にこなすことが要求されます。現場に近いか、遠いか。製品化に近いか、遠いかの違いだと私は考えています。

ことの経緯

転職活動をしていて、純粋な研究職をいくつか受けました。
面接の際に研究職の方々から、研究職と開発職の区別がついていないような質問を受けましたので、備忘録がわりにここに残します。
以下の表が私が考えている「研究職」と「研究開発職」の違いです。
ただしこれらは会社・部署によってグラデーションがありますのであくまで私の経験の中での話です。

私が開発職なのでバイアスかかっているかもしれません。

研究職の方々は出した論文数(国際会議) や特許、社内報告書の数、分析手法の開発などで評価されていると考えています。
開発職はもっとグラデーションがあり、製品の立ち上げ実績、特許(研究職よりも数が求められる)、新製品開発と顧客認定

質問1 不具合対応はクレーム対応のことか? 

解答: Yes.
ただしクレームの中にもレベルがあって、顧客からの切迫した強いクレームと、将来的にクレームが来そうな部分を事前に潰す対応とがあります。
クレーム対応と聞くとかなり大変そうに見えますが、常に何かしらのクレームは複数個入っているものです。緊急度にもよりますが、「クレームが来た!」と大騒ぎするようなものではないです。

質問2 新製品開発とクレーム対応のどちらが優先業務なのか?

解答: 同程度の優先度です。
基本的に案件は掛け持つものです。不具合対応と新製品開発は両方とも顧客から強く求められているものであり、どちらかを優先すると言ったことはありません。どう考えても工数が足りないので、残業や休日出勤で対応しています。

質問3 (研究職になると)給料が下がるかもしれないが良いのか。

解答: 現職と同程度がいいです……
お金を稼いでくるのは製造・生管・品証・開発の現場に近い人たちなので、研究職と比較すると給料・賞与に差がある企業があるってことですね。
残業に関しても研究職は予算的な制限がありますが、開発職は無限開放されてることがありますので、基本給以外のところで差がつきますね。なかなか難しいですが同じぐらいの給料が欲しいです。

まとめ

人によって研究職・研究開発職の解像度が異なります。
業界によっても研究職が開発兼ねていたり、開発が品証兼ねていたりすることもあるので一概にはなんとも言えないですが、
面接の場では相手のメンツを潰さないように上手く伝えないといけないなと思った次第です。

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