見出し画像

ドイツの冬をハッピーに過ごす術

ベルリンもだんだん秋に近づいてきたなぁと感じていたら、今日はまた夏の日差しが照っていた。 しかししかし、これから寒い寒い冬がやってくるのは間違いないのだ。

私が参加しているnot共同マガジン『VACILANDO』のリレー企画で、やっとバトンが回ってきました。ジョージア在住のゆうこ@海外教育移住さんから、ドイツの冬をハッピーに過ごす術について教えて、というお題をいただきましたので書いてみます。

前回の記事はこちら。

最初に断っておきたいのですが、私の地元で雪が積もったのは、私がほんとに小さい時で、それ以来雪が積もることがありませんでした。ですから、雪国で育っている方にとって、当たり前の話が出てくるかもしれませんが、ご了承ください。だって、私は、コートのフードの周りについてるふわふわした毛が何のためについているのかすら知らなかったんです。北海道出身の人が、それは雪を払うためだよと教えてくれて、それまでずっとただのデザインだと思っていたのですが、あーなるほどと納得したぐらいです。

ベルリンに来て驚いたのは、冬に子供がつなぎを着ていることです。そんなにしっかり防寒対策するのか!と驚きました。スキーウェアの全身つなぎです。 これがもう面倒臭い。小さい子は地面に座るし、それを着るのが一番いいのは分かっていますが、子供はなぜか着るのを嫌がるし、朝、保育園に出発するのにも一苦労でした。

しかしセーターの出番はあまりありません。というのも室内はとてもあったかいので長袖カットソーで十分です。そもそもつなぎの下にセーターを着るとモコモコするので着ないですし。

暖房は、今では温水が流れて部屋を温める暖房Zentralheizungが一般的です、が、私がベルリンに来た頃は、旧東ドイツ地区にまだ石炭暖房がありました。これが本当にめんどくさい。帰って来て寒い部屋を温めるのに、石炭と木片と新聞紙を入れて火をつけて、しばらく待たないといけない。石炭や木片は地下から持って上がってこないといけない。
ただ家賃は石炭暖房の部屋の方が安かったです。

冬に私が驚いたもう一つのことは、小さい子も大人顔負けのいい靴を履いている、ということ。そんなちゃんとしたしっかりとした靴履くのかーと、今まで冬用ブーツを履いてこなかった私は感心しました。 確かに足元はとても冷えるので、冬は子供もブーツを履いて行きます。そしてまたなぜか、子供が履くの嫌がる。冬に保育園に行く朝の時間は本当に地獄でした。

9月に入って、スーパーにはもうクリスマスのお菓子が置かれていました。これを見るたび「やめてくれ!早々と1年を終わらせないでくれ!」と、心の中で叫びます。冬の、いや、一年を通しての一大イベントはクリスマス。クリスマスマーケットで飲むグリューワインは美味しいです。ホットワインですね。ワインと香辛料などを混ぜて温めて作られます。ホッとします。

去年行った昔ながらの伝統的なクリスマスマーケットの動画です。ご参考までに。

クリスマスはこちらでは正月のようなもの。家族が集うその日まで、準備に忙しい。
クリスマスマーケットしかり、当日まで色々なイベント、演劇やコンサートも目白押しです。

そして多くの人が休暇でスキーに行っています。うちの子供の小学校では、冬の間、月に1度でスケートを滑りに行く遠足があります。

雪が積もれば、丘のある公園にソリを滑りにいきます。子供達の一番の楽しみはそれじゃないかな。

それで、どうやって冬をハッピーに過ごすかということですが、ズバリ、防寒装備にお金をかける。だと思います。いいやつ買うってことですね。私のようにケチると、とても寒い思いをしますので。

次のバトンは、ハワイに移住したリリコイさんに。これから移住したい人へのアドバイスをお願いしたいです。
ハワイに住むって素敵だなあ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?