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畜生道に堕ちた人

以前も「現人神」という記事で紹介したが、我々の来世は人間で生まれるとは限らないのである。

これを六道輪廻と言い、上から天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のどれかで生まれる。

今、読者は人間道に居るはずだが、他人にいいことをしたとしても天道へ行ける訳でもない。

天人の近くに居れば天人輪廻に入る場合があるが、今は天人の数も少なくなっている。

人間道の下の修羅道だが、これは陰陽師の中の狐型の宇宙人の世界であり、争いの絶えない世界なのである。

では、その下はと言うと畜生道がある。

今回はこの畜生道に焦点を当てていきたい。


畜生道とは


畜生とは獣や魚や鳥や虫など全ての人間以外の動物を指す言葉であり、種類は約34億種。

六道輪廻の中で畜生道は三悪道の一つであり弱肉強食の世界である。

本能で生きているので、仏教の教えを得ることができない。


畜生道へ行った人間


畜生道に堕ちた人の話をしたい。

突然だが、私は人を殺してしまった事がある。

これは冗談ではなく、手で叩いたらその人は潰れてしまったのである。

しかも、この殺人は法律では罰せられない。

誰を殺してしまったのかと言うと、畜生道に堕ちて蚊になった人間である。

これは小学生の時の話で、蚊が私の周りを五月蝿く飛び回っていたのだ。

邪魔だったので、その蚊を両手で叩き潰してしまった。

叩き潰した後に自分の掌(てのひら)を見ると、蚊が潰れて文字通り虫の息だった。

その時に分かってしまったのだ。

この蚊は人間であると。

ここまでの話を聞くと、ただの思い込みが激しい子供であるが、人間を殺してしまった私は、頭の中でぐるぐると色々な考え事をしていた。

(人を殺してしまった……………どうしよう。)や、(どうやってこの人はこの蚊の容器に入ったのだろう)と考えていた。

考えても何の答えも出ず、仕方がないので人を殺してしまった事を両親に伝えたのだ。

しかし、説明もうまく出来ない。

「人を殺した。…………………でも蚊だった。」という話をしていたと思う。

母親は「蚊なんでしょ?」と言った感じで、父親はお坊さんが言いそうな畜生の話をしてくれた。

(何だ、ただの蚊なのか)と思い込む事にしたが、どうしても腑に落ちなかった。


月読命から見たこの出来事


次は月読命(つくよみのみこと)から見たこの出来事である。

それはやはり、この蚊は人間の生まれ変わりだったと月読命は言っている。

月読命言わく、この蚊の過去世は戦で人を殺しまくっていた人物で、人を殺しまくり意識が畜生の者と同じになり、人間道からお引越しをしたのだ。

私の守護霊様の首も跳ね飛ばしたらしく、蚊となって叩き潰されたのは、過去のカルマを解消した為だったのかと納得した。

一度、畜生道へ行くと中々人間道には上がれない。

人間と同じような精神になれる種が限られて来るからだ。

人間が天人輪廻に入るよりも、畜生から人間になる方が難しいらしい。

「人間は地球から出られない」でも説明したが、最終的には今いる人間の二割が畜生道へ行くらしい。


人間と宗教


「人間は地球から出られない」でも紹介したが、地球とは罪を犯した天人の刑務所である。

人間道は天道よりも苦が多いところだ。

苦しみを和らげる為にも宗教は大事なのだが、月読命(キリスト教を広めた神)からすれば、天人と人間どちらにもメリットがあるのが宗教だ。

宗教での神は宇宙人が多い。

人間達に自分を神と崇めさせれば、その神が地球で修行する時も便利だし、色々な要求も通りやすくなる。

人間は人間で苦楽の苦に直面した時に、宗教の教えでその苦を和らげる事もできるが、その教えを守ると畜生道へ行きづらいという利点もある。

この様に、神と人間の双方にメリットがあるのが宗教である。





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