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呪殺した話

以前、ある事があり呪殺が発生した。

人間は呪術で人を殺すことができるのかと聞かれたら「はい。」と答えるだろう。

呪われた人を間近で見てしまった。

人生とは呆気ないものだと思ったので、その時の事について触れたい。


異質ななにかを呼んでいた


呪術者は何度も何度も同じ呪文を繰り返し、異質ななにかを呼び寄せた。

そこには異様な空気が漂っていて、その空気に触れると死ぬという事だけは分かった。

その異様な空気は別の人のところに行ってしまった。

その人は2週間以内に死ぬ事も感覚で分かったのだ。

しかし、自分の感覚を信じてはいなかった。


術にかかった人はどうなったか


その人は若い人だった。

術をかけられてからの異変と言ったら呼吸だ。

呼吸が早くなっていた。

多分、一秒間に5〜6回くらいの速さだ。

他は特に異変もなく顔色も普通通りだった。

本人に呼吸が早くなっていると伝えたが、本人も不思議がっていた。

その後


嫌な予感は的中するもので、その方はやはり亡くなってしまった。

死因は不明であるが、生まれたときに与えられた呼吸の数を使い切ってしまったのが原因と思われる。

呼吸を使い切ると人間は死ぬのだ。

この人は外傷もなく亡くなってしまった。

ちなみに呪術者は私の守護霊様だった崇徳院だ。




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