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午前6時

一  高校生の朝は早い。午前6時にかけた携帯のアラームで目を醒ます。私はだいたい午前の2時までベットの中でスマホを触っているので、基本的に寝不足だ。ドタドタと足音を立てて階段を降り、食卓に着く。我が家の朝食はいつもパンとスープだ。これらを5分でお腹に入れ、支度を始める。 「お父さん歯磨き長すぎ!」  我が家の朝は戦争だ。洗面所を長く占有する父親に対して私は声を上げる。女の子は髪型、特に前髪が命なのだ。頭が怪しくなっている父親が洗面所を独占しているのは理解しがたい。父親はエヘ

    • あの頃はどうかしてた

      皆さんには殆ど話したことのないであろう、浪人生時代の話でもしようかな。 こう見えても現役時代はバレーボールに打ち込み、50mを6秒4で走るスポーツマンだった。その一方、勉強の方はまっぴらで、英語表現をはじめいつも赤点スレスレだった。1番勉強が疎かになっていたのは2年の時で、世界史Aは毎回赤点だったが、先生に直談判をしに行ってなんとか評定2をもらい進級することができた。ちなみにその時の世界史の先生は現在YouTubeチャンネルを開設しているので、ここで紹介しておく。 みちの

      • 北海道への旅をまとめたい第6話 網走編

        おはようございます。昨晩は道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠で車中泊しました。まだ9月初旬だというのに、朝の気温は1桁台。寒すぎる。 美幌峠は、屈斜路湖を見下ろす場所に位置しており、絶景スポットとして有名である。しかし、この日は雲が立ち込めていたので、峠から屈斜路湖を見下ろすことはできなかった。ということで、屈斜路湖の湖畔まで朝のドライブをすることにしました。 屈斜路湖で有名なのは和琴半島。ここを一通り歩いてみよう。 うーん。風はないから水面はきれいだけど、雲がねえ。 次は

        • かつての栄光をもう一度~2023冬編~

          こんばんは。今日はバイトでディーラーと損保会社をしばいてきました。嘘です。丁寧に対応しました。 共通テストも今回で3回目ですね。ということで、センター化学満点のこのワイが、共通テスト化学を解いてみましたのでその所感を。 問題の印象今年の共テ化学も、去年と大問構成は同じ。第5問まであって、選択問題はない。物理も生物も全て必答となっていることを考えると、選択問題はもう過去の文化なのかもしれない。「合成高分子はまだ習ってからそんなに経ってないから、分からないよ~」という言い訳は

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        • 北海道への旅をまとめたい
          6本

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          猫とミミズにはご用心

          福島で生まれ育った者として、伝えなければいけないことがあるだろう。いや、僕がただ文字に起こしたいだけなのかもしれない。ひょんなことから、幼き日々の記憶が呼び起こされる。 優斗(仮名)は僕の従兄弟である。詳しく説明するなら、父の弟の息子だ。優斗と僕は同じ学年である。一応僕の方が3カ月早く生まれた。 父の実家は南相馬市というところにあり、親戚の多くは同じく南相馬市に住んでいる。南相馬市と一口に言っても、複数の市町村が合併した自治体であり、栄えているところもあればクソ田舎なとこ

          猫とミミズにはご用心

          コピー用紙の裏では流石に浮かばれないから

          いよいよ進路を選ばなくてはいけない時期になってきました。自分はもはや大学院に行きたいのかもわからなくなってきて、TOEICの勉強にもイマイチ励むことができません研究テーマの先行研究の論文読むのも捗りません年末実家帰ってそのまま飛ぼ \チュド-ン/ 爆発したら落ち着きました。これがメンタリズムです。 今日は僕のネタツイ未公開編を一挙にご紹介!未公開の理由も併せて載せていきます! ・中出しのことをin vivoに出すというタイプの科学者 →下ネタすぎて流石に引かれそう+

          コピー用紙の裏では流石に浮かばれないから

          酒にのまれて溺れる

          酒自体ももちろんうまいんだけど、酒を飲んでみんなと雑談するのが楽しい。でも飲み過ぎて失敗したことは何度かあるね。グデングデンになっちゃうと楽しい場がしらけちゃうから気をつけよう。 あるとき、飲み放題の店でめちゃくちゃ飲んじゃったのよ。町田だったかな。飲み放題のガールズバーに行った。とにかく楽しくて、死ぬほど飲んでしまった。カラオケを歌ったりもした。ダーツもやったりした。 問題はここからだ。気づいたら終電の時間。僕は慌てて駅へ向かう。たんまりお酒を飲んだ後のランニングは割と

          酒にのまれて溺れる

          「平等」であそびあそばせ

          関東近郊のとある私鉄は、2030年、女性専用車両に加えて新たに男性専用車両を連結した。痴漢冤罪に巻き込まれたくないといった男性や、女性恐怖症を持つ男性に配慮するためだ。男性専用車両は、女性専用車両と同様に朝夕の通勤ラッシュにのみ運用されているが、通常の車両に比べて混雑率が上昇している事実を踏まえると、ある程度のニーズはあるということが分かる。あまりにもこれら専用車両が混雑するので、翌年には2両ずつに増加させた。しかし一般車両がその分少なくなるので、次第にLGBTQの人たちの肩

          「平等」であそびあそばせ

          北海道への旅をまとめたい 第5話 知床編

          おはようございます。昨晩は道の駅おだいとうで車中泊しました。気温は真夏にも関わら14℃。とっても過ごしやすい。ここの道の駅は尾岱沼という湖のほとりに位置している。この辺りでは、湖のことを「〇〇とう」と呼ぶらしい。ここでは、国後島の島影を見ることができる。 支度をして、8時くらいに活動を開始する。まず行ったのは、野付半島というところ。砂洲状に陸地が伸びており、内側はあと1000年もすれば根室海峡から分かれてラグーンになりそうだ。 右を見ても左を見ても海。こんなのは、陸同士を

          北海道への旅をまとめたい 第5話 知床編

          北海道への旅をまとめたい 第4話 釧路・根室編

          おはよう!民宿で朝食を頂きました。ちゃんと朝食を食べるのはいつぶりだろうか。 釧路といえば何を思い浮かべるだろうか。やっぱり漁港の街だよね。ってことで、和商市場というところに行きました。実家に1万円分もお土産を買って、クール宅急便で送りました。そのあと幣舞橋という観光地に行ったけど、多分ここは夕方とか夜に行くのが綺麗なんだろうね。 このあとは根室に向かおうと考えてますが、その前にコインランドリーに寄りました。2週間の旅行では、さすがに大量の服を持っていくことは出来ないので

          北海道への旅をまとめたい 第4話 釧路・根室編

          お前に残るものを教えてくれ

          新宿駅の地下通路で、スマホを見ながら向こうから歩いてくる人が避ける素振りを見せなかったとき、ムカついたりしてないか?お前も時々歩きスマホしてるのにそれを棚に上げて、こいつ危ねえなとか思ってないか?あえて肩をぶつけたりしてないよな? 安倍晋三の国葬に反対している人たちを、国賊呼ばわりしてないか?彼らのデモに赴いて直接反対意見を言えないからって、ネットでそいつらを罵ったりはしてないか?彼らの意見をろくに聞こうともせず、頭が悪いと笑ったりはしてないか? 店員の態度が悪い時にイラ

          お前に残るものを教えてくれ

          北海道への旅をまとめたい 第3話 十勝・釧路編

          道の駅かみしほろ、車中泊専用の駐車場があるのがいい。しかも広いから、街灯とか傾斜とか、いろいろ考えて停める場所を決められる。 今日は十勝周辺をまわって、昼過ぎくらいに釧路に移動できればいいかなって思ってました。朝7時くらいに起きて、適当にタバコ吸って、歯磨きと顔洗いを済ませる。 まずはナイタイ高原牧場ってとこに行きたかったんだけど、時間が早すぎる。そこで、この時間で足寄町まで軽くドライブすることにした。足寄町の道の駅は、かつて池北線の駅だった足寄駅に隣接してる。 北海道

          北海道への旅をまとめたい 第3話 十勝・釧路編

          「常識」の危うさ

          「あいつは非常識だよ」とか「こんなのは常識だよ」っていうセリフをよく耳にする。実際に僕も、常識という単語を割とよく使う。最近特に使うかも。このとき、常識という単語はきっとマナーとか、礼儀とかの類義語として使われてるんだろうね。 常識が時代や環境によって異なることは言うまでもない。信じられない話かもしれないが、その昔、新幹線とか特急で弁当を食ったりして出たゴミは、座席の下に隠していた。というかそれが推奨されていた(という話を最近授業で聞いた)。ゴミは見えないところにっていう考

          「常識」の危うさ

          思い出が美化され、画一化されるのが悲しすぎる話

          思い出ってなんだろうね。一応ググると「過去に自分が出会った事柄を思い出すこと。また、その事柄。」(デジタル大辞泉)と出てくる。いや間違ってはないんだけど、どこか腑に落ちないというか。 小さいころ、毎年毎年インフルエンザに罹っていた。免疫力が弱かったのか、不潔な生活をしていたのかは分からないが。インフルエンザで寝込んでいると、毎回必ず同じ夢を見る。ブランコから落ちる夢。これが怖くて怖くて、インフルエンザの時だけは親とおんなじ部屋で寝てた。幼かったから怖くて仕方なかったけど、今

          思い出が美化され、画一化されるのが悲しすぎる話

          本気で泣いた日

          小さい頃はよく泣いてたよ。いちいち覚えてない。当たり前か。大人になっても、お酒飲むと泣くことあるね。そのまま友人に電話したりして引かれたりした。まあそんな話はいいんだ。でも人生で一番泣いた日は忘れられない。小学校4年生の頃だね。今思い出しても泣ける。 実家で乳牛を飼ってた。酪農家って感じではなく、本当に小規模なんだけど、実家は小規模ながら牛乳を作ってた。うちで作った牛乳はコーヒー牛乳とかになってたみたい。親から聞いた話だけど。牛乳は手で搾ることもあるけど、基本的には搾乳機っ

          本気で泣いた日

          北海道への旅をまとめたい第2話 日高・十勝編

          2週間あるから北海道一周しようや、ということで、基本的に海岸線に沿って移動しようと計画を立てました。 苫小牧に降りて、まずは南下します。「南下して、なんかする」的な軽いノリ。 せっかくなら、北海道道の駅のスタンプラリーやろう。ということで台紙を購入。これはたしか新冠町あたりかな。三石だったかも。 日高本線の廃線跡を巡りながら南へ向かう。日高本線の最期は話すと長くなるから割愛するけど、一応つい半年前まで現役の線路だったから、結構そのまま残ってる。 終点の様似駅を過ぎると

          北海道への旅をまとめたい第2話 日高・十勝編