酒にのまれて溺れる

酒自体ももちろんうまいんだけど、酒を飲んでみんなと雑談するのが楽しい。でも飲み過ぎて失敗したことは何度かあるね。グデングデンになっちゃうと楽しい場がしらけちゃうから気をつけよう。

あるとき、飲み放題の店でめちゃくちゃ飲んじゃったのよ。町田だったかな。飲み放題のガールズバーに行った。とにかく楽しくて、死ぬほど飲んでしまった。カラオケを歌ったりもした。ダーツもやったりした。

問題はここからだ。気づいたら終電の時間。僕は慌てて駅へ向かう。たんまりお酒を飲んだ後のランニングは割とこたえる。電車の中で何度も吐きそうになったが、それはなんとか我慢した。ところが最寄駅に着いてからの記憶が一切ないんだよね。気づいたら交番の奥の休憩室みたいなところで寝てた。

最初逮捕されたかと思って、マジで焦って近くの警察官に事情を聞いた。どうやら最寄り駅の改札を出たところで眠ってしまっていたらしい。11月の初旬だから、まだ凍死するような気温ではなかったけれど、そのままだったら確実に風邪をひいてしまうということと、カバンもそのまま横において寝てしまっていたから、財布とかパクられる危険があるからということで、保護してもらったらしい。交番の方たちには迷惑を掛けました。

それからは記憶をなくすまで飲むことは絶対にしないようにしようと思っていたんだが、今年同じような過ちを再び起こしてしまった。

実家に帰省したとき、ちょうど親戚の四十九日があったから、それに参加した。知らないジジイとかいっぱいいたけど、そこで僕のじいちゃんに会った。じいちゃんはコロナ禍の期間、僕とお酒を飲むのをずっと楽しみにしていたらしく、だいぶ張り切っていた。もともとは酒豪だったらしいが、もう歳だし、まあ酔いつぶされることはないだろうと高を括っていた。同行した父親も同様に考えていたらしい。

一応宴会が終わるまでの記憶はあったから、そこまで親戚に醜態をさらすことはなかった(と思う)。父親に関しては、いつもは結構お酒強いのに、その日は調子に乗り過ぎたのか既にぐでんぐでんになってた。帰りはお酒を飲んでいない母親の運転で実家まで戻った。約一時間半の道のりは、峠を2つ超える結構な山道。僕は車の中の記憶が一切ない。

あとから聞いた話によると、父親も僕も車の中で吐いていたらしい。同行した妹がガチギレしてた。かわいそうに。あと僕はなぜか、車の中でずっと「飯舘はエグい!!」って叫んでたらしい。
※飯舘村とは、実家の近隣の市町村のこと。なんもないんだから、エグいはずがない。

家族に醜態をさらしてしまったのは、本当に申し訳なかった。でも、お酒を飲んでから車に長時間揺られることなんてほとんどないから、限界ギリギリまで飲んでしまったのよ。この反省を、これからに活かしたいね。

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