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障害年金を業務にする上で。

正直に言う。

障害年金を始めた当初から現在まで一貫して「正直に言う」ということを大切にしている。

どういうことかと言うと、面談した際にウチに頼まなくても自分でできるときにはそのように伝えることにしている。別に不安をあおったり、嘘をついてまで仕事が欲しいと思わないし、自分の思うようにやる、という独立の目的からも外れてしまう。

面談の最初には「今日は私が思ったことをそのままお伝えしますし、何でも聞いて頂いて大丈夫です。その結果、ご依頼いただいてもいただかなくても大丈夫です。もちろん依頼するか決めていただく必要もないので、お持ち帰りいただいて考えてもらって大丈夫です」というようなことを伝えて始めるようにしている。ウチは面談当日の契約は一切していない(契約書も委任状も準備していない)ので、どのみち持ち帰って考えてもらう時間をとることになる。

結果、どういう風に請求するかを大体そこで話すことになるけれども、実際、本人がその通りにやっても通るかはわからないし、進めていく中で書類が揃わずに方針が変わることも多々あるので、別にそれはそれで構わないと思っている。

ただ、たまに面談日にどうしても契約して着手金も払ってしまいたい!という方もいる。それもそれでわかる気もする。でもこういう時はたいていお釣りに困って、事務所に置いている小口現金で足りない場合、その場にいる全員が財布をひっくり返すことになる。

医療機関や相談支援との付き合い

どうも某コンサルは医療機関や相談支援事業所への営業活動を押しているらしい。

ウチは一切やったことがないのでわからないが、個人的には簡単に紹介を貰えるとは思っていない。医療機関や相談支援事業所は警戒心が高いからだ。だって医療機関や相談支援が患者さんや相談者に勧めたら、間違いなくその業者に連絡するだろう。それをよくわかっているから、容易に勧められないというのが想像がつく。特別支援学校での講演なども同じだ。信頼できる人しか紹介はできない。士業と同じである。

ウチもこうした紹介をもらうようになるまでかなり時間がかかった。
現在は埼玉県内のいくつかの自治体の障害者就労支援センター、医療機関のソーシャルワーカー、相談支援事業所、就労移行支援事業所などから「こういう人がいるから相談したい」と連絡を貰って相談に行く、ということをやっている。どれも14年の中で自然に知り合ってきたところだ。

ちなみに事務所があるさいたま市から未だに連絡も相談もない。

こうした縁で特別支援学校にも講演に行くことになって、それが今度は特支の先生のネットワークによって、呼んでもらう学校も増えていっている。
ちなみに特別支援学校での講演は、障害年金業務で独り立ちさせてもらった恩返しと思って全て無償で行っている。(出前授業にも取られたくないし)

障害年金は押して仕事を取るようなものでもないと思うし、自然にその人らしく仕事をしていれば、それを気に入った人が依頼してくれるような気がしている。

ウチも縁をつないでもらって、今期から社会福祉法人の監事(社外監査役的なポジ)もさせてもらっている。来年には社会福祉士の専門学校に通うことにしていて、障害年金に携わったことでだいぶ人生が変わった。

その恩返しを今後もしていかないといけないと思っている。

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