新コンプレックス Vol.12
インバウンドで戦うのに、何より重要なのが新しい情報、そして信憑性のある情報である。
他に先駆けで、有効な情報を得る必要がある。
先ずは、海外OTAの営業担当と密接に打ち合わせをする必要がある。
私は毎月必ず福岡に出張し、
Booking.com
AGODA
Expedia の担当者から、トレンドを教えていただき、今後の対策を教示してもらった。
先方も、当館明らかに凄い数字を作っているのに、さらに喰らい付いてもっと数字を伸ばそうという姿勢に、色々と秘策を考えてくれた。
また、当館だけ特別に、色々なプロモーションに参画させてもらったりと恩恵をいただき、数字はさらに伸びていった。
そして福岡での夜は、ExpediaのA氏、JTBのK女史、オークラのY氏などといつも飲みに行った。これはもう個人で好きな人と楽しい時間を過ごしたのだが、この時間がいかに大切であったか…今でもあの時の楽しさはリアルに覚えている。
オータパブリケーション主催のセミナーが、福岡で開催される際は必ず行ったし、東京でしか開催されない場合には、東京まで行った。
ホテレスのセミナーも、事前にどのセミナーを受けるかを決めて申し込み、4日連続くらいで色々なセミナーを受講した。
また、その内容をレポートにまとめた。これは、自身の頭の整理と今後の対策を考える上で非常に重要なことであった。
韓国ソウルの某AGTからは、安定的に送客してもらっていた。年に1度は、ソウルへ出張、そのAGTを訪ね打ち合わせをした。美味しい石焼ビビンバをご馳走になったりもした。
また、新たなAGT開拓の為のセールスも実施した。
そして毎年クリスマスには、海外OTAの担当者、ソウルのAGTの担当者、JTB仕入の担当者にクリスマスプレゼントと自筆のメッセージを添えて送った。
ビジネスの基本にあるのは信頼関係である。
形だけ、表皮だけの付き合いは、長い目で見た場合に良く無い、深い信頼関係を構築することは重要である!と思っての行動であった。