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一留慶應生、WAISⅳを受ける

はじめまして。「ADHDでも生きやすくなりたい!!」と申します。
私は現在、慶應義塾大学に在籍しています。お恥ずかしながら、このたび単位不足により留年が決まってしまいました・・・
留年するという事実からお察しだとは思いますが、私生活のみならず、大学生活もままならない状況です。このようなさ中「自分の知能や発達状況に問題があるのでは?」という思いを強く抱き、WAISⅳ知能検査を受けるに至りました。


この記事をご覧になる皆様の中にはまだ検査を受けていない方もいらっしゃるかと思いますので、検査内容は伏せさせていただきます。
WAIS検査についてまだご存じない方はこちらをご覧ください。
WAIS検査の基礎知識から、受験の流れまで詳しく解説されています。


検査結果

検査には一時間半ほど所要しました。検査結果については一週間後ということで、後日心理士の方と面談してフィードバックをいただきました。

検査結果は以下のようになります。
全IQ   128
言語理解    139
知覚推理    103
作動記憶    128
処理速度    121

結果の所見

結果と同時に、心理士の方からA4のレポートを複数枚見せられました。
以下はフィードバックの要約になります。

・知覚推理を除き高水準であり、最も凹んでいる知覚推理でも平均値に収まっている
・実生活で困っているようだが、いまいちこの結果からはADHDの傾向は見られない
・知覚推理が平均水準であるため、他の能力と比べて自身の中でギャップが気になってしまうのではないか
・ディスクレパンシー(各領域間の差)については最大36あるものの、すべて平均以上のため問題はないだろう

同時にASD、ADHDの自己記入式のテストを行いましたが、ASDは非該当、ADHDは該当でした。コミュニケーションを苦手とするのはASDの傾向が多少あるからだそうです。というのもASDの検査では、カットオフ(ASDと診断するに至らない点数)でしたが平均と比べると高い点数を出したからです。

結果に対する感想

全検査IQは128(パーセンタイル97)となっており、比較的高い水準になります。上には上がいるのは承知済みですが、上位3パーセント、30人クラスの中では一番と考えれば十分高い知能といえるのではないでしょうか。

特に高い言語理解、最も低い知覚推理については予想通りでした。もっと言えば、知覚推理は平均未満の自信があったのですが。
逆に、作動記憶と処理速度については意外中の意外というところです。ADHDの診断が下りている通り、実生活では、忘れ物やスケジュールの勘違い、ケアレスミスなど、この二つの領域が関わっている作業でのミスが多発しています。にもかかわらずこの二つが高水準にあるというのはいささか納得のいかない節があります。

しかしながら、知能的には高い水準で、大学学部レベルの学問を理解するのに余りあるのは明白です。今回の検査ではそれが分かっただけでも収穫とも言えます。

今後の展望

今回WAIS検査を受けて分かったのは、高水準の知能とADHDは両存し得るということです。そして検査の結果から、知能的に問題ないとわかりました。よって私がこれから目標とすべきはADHD特性の寛解です。
これからはADHDの症状に焦点を当てて治療や行動療法に臨みたいと思います。

最後に

ここまで、稚拙な文章をお読みいただきありがとうございました。まとまった長文を投稿するのは初めてで、上手くできているかはわかりません。ですが私の新たな一面を知ることもできました。「ラフな文章を書くのが苦手なんだなぁ」とか(笑)

これからはADHD寛解に向けた取り組みを実践し、その成果について投稿していくつもりです。私と似た状況で困っている方も多くいらっしゃると思います。ぜひ、温かく見守っていただければと思います。
いいねやコメントなども、どうかよろしくお願いします。


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