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鳥のように、もっと自由に

夫と休日に少し遠くまでドライブして、のんびり景色を眺めながら、ぼーっと過ごす。(持参したコーヒーや甘いものと一緒に)
ドライブコースも山道を選んで、できるだけ自然の中を通り抜けて目的地に向かう。
景色のいい場所に椅子とテーブルを並べて、のんびり食べたり飲んだりして、1時間ほどで帰っていく・・・

湖の辺り。こんな場所に住みたいなぁ



そんなことを繰り返しているうちに、もう少し先まで足を延ばせば、あら、京都にも行けちゃうね、となって(笑)京都に行ってきた。
京都なんて行きたいところだらけではあるけれど、今回は京セラ美術館と、恵文社一乗寺店だけにする。(そうすれば余裕で夕方には家に帰ってこれる。)


ロベール・ドローネー「パリ市」



天井のステンドグラスがきれい。京セラ美術館


美術館が開館するまで時間があったので近くの蔦屋書店を覗いた。
ここの本の展示の仕方がとてもいい。
本とそれに関連するグッズが一緒に並べられていて、たとえば今の時期だと、春=花に関連する図鑑やエッセイ、小説が(選りすぐりの、センスのいいものだけ)並べられていたし、梅仕事の本の紹介されたコーナーには、梅干しや梅のジャムも一緒に並んでいる。


一番素敵だったのは、「シックな色の糸とビーズで、花の刺繍ブローチ」の本の紹介とともにacou;さんの作品(非売品)が実際に並んでいて、ワークショップの紹介もあったところ。(すごーく参加してみたい!仕事が休みだったなら!すぐ近くに住んでいたなら!)



素敵な本屋さんに並んでいる本の選書はとても参考になる。
本のコーナーの作り方も。
並んでいる本は、流行りのものではなくて、お店のセンスに合わせて選び抜かれた本たちだけ。
雑誌も、文庫本も。
だからもう空間ごと、素敵で目が奪われてしまう。
選書のセンスをどのように身につけているのかな?


恵文社も同じく。
前回蔦屋書店で見かけて、気になった短歌の本(短歌ってnoteで紹介されているのを読むまでは、もっと古臭い古典的なものだと思っていたけれど、今はおしゃれで、使われていることばも洗練されていてステキだと思うようになった)
岡本真帆さんの「あかるい花束」が、今日はもう売り場になくてがっかりしていたのだけれど、恵文社にはあったのでさっそく手に入れた。



まず、本の装丁に一目ぼれしちゃった。
朱色みたいな明るいピンクに鮮やかな黄緑色。
数ある短歌の本の中でもとっても明るい楽しそうな空気をまとっていて。
ピンクと若草色って、すごく春って感じ…


ところで、素敵なお店に入ると、最初はなんだか緊張して居心地が悪くなる(笑)
2回目ぐらいから慣れていけるのだけれど…
若い頃からそうで、それは自分がまだまだお店に見合わないからだと思っていたけれど、この歳になってもそうなのは、もうそうゆう性分なのかな、と思います(笑)


店員さんたちは、おそらくずいぶん歳下なのに、ね…
そして、昔よりお店の雰囲気に合わせたおしゃれも、できるようになったつもりだけれどね…


素敵な街の素敵な本屋さんと美術館。
わりと、静かな落ち着いた京都での時間が過ごせた。
そしてよくばらずに、すぐに帰路へ。
それが大切だよね、疲れない程度で…


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