ペルソナ5Rの妄想設定&シナリオ覚書

欲望とは認知によって世界の在り方を自分の思い通りに変える力。現実世界は様々な欲望が拮抗することで安定を保っているに過ぎない。つまりは現実こそが大衆のパレス。

怪盗団は特定個人の欲望が肥大し、現実が崩壊する事態を防ぐため、モルガナに悪人を改心「させられ」ていたことが中盤で判明。しかし怪盗団メンバーは予想外に力をつけ過ぎ、世界の改変能力を手に入れかけたことでモルガナのターゲットになる。

同タイミングでメメントス最深部へ。改心させた人物が進んで牢獄に囚われ、生気をなくしているのを目撃する怪盗団。唖然としていると豹変したモルガナに牢獄に入れられ、もう用済みだと言われる。

仕方なく牢獄で過ごしていると、周りの囚人たちが消えていく。この世界の人間は互いを認知し合うことで存在できる。AがBを認め、BがAを認め、AがBを認めるAを認めるBを認めるという風に。認知を変えるのが欲望である以上、欲望を失った人々は互いを認められずに消失していく。

怪盗団メンバーの欲望も限りなく弱まっていたが、一人一人の力は微々たるものでも、互いを認知し合うことでかろうじて存在を保つ。この辺でコープとかを絡めた泣ける感じの演出が入る。

なんとかメメントスの入口までたどり着くと待ち構えているモルガナ。メメントスは現実世界の歪みを正すための異世界で、モルガナのパレス。だが実は元々こちらが現実世界で、歪みでめちゃくちゃになってしまったため一匹の猫がそれを正す役割を負わされた。それがモルガナ。現実世界はモルガナがすごい時間をかけて作り上げた偽だけど理想の世界。

モルガナを倒し現実に帰還。現実は歪みまくっており、もはや複数の認知世界に分裂してしまった。しかし怪盗団は複数の世界を跨ぎつつ、その都度異なる自分となって=ペルソナを付け替えつつ生きることを選択する。





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