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チリの大手コンチャイトロのシャルドネ対決をした話


タイムマシンに乗ってワ活を振り返る3

ニュージーランドはマールボロのソーヴィニヨンブランの飲み比べ、

続いては5ヶ国(6地域)のシャルドネの比較を終わらせて割と大変だったのですが、

あれこれ比較して遊ぶのは楽しいので、ちょっと軽めな企画をやりたくなりました。

普及価格帯のワインで対決させたら面白いのでは?

ちょうど当時カクヤスさんで3本で税抜き2,000円しないで入手したコノスルのビシクレタリゼルバシリーズでピノノワールとシラーを飲み終え、白はシャルドネが残っていましたのでこれを使いました。

コノスルはチリの大手コンチャイトロの輸出専用のブランド、一般向けはビシクレタリゼルバがベーシックライン、日本ではスマイルという会社が取り扱いをしています。スーパーやコンビニ、酒類量販店などで気軽に買えるコンチャイトロの普及価格帯のブランドとしては、価格帯が低い方からフロンテラ、サンライズ、カッシェロ デル ディアブロが著名でそれぞれメルシャン(キリン)が取り扱いをしています。

これらのブランドのシャルドネをスーパーで入手してコノスルと合わせて飲み比べ、それも2本づつ開けて比較して行くことにしました。

第一戦 フロンテラ対サンライズ

Frontera Chardonnay 2021

この価格でこれは凄いよ

★★★⭐︎ 3.5点

スーパーで買えるチリの強豪コンチャイトロのシャルドネの同門対決の第一弾、vtが記載なくわかりません、おそらく2021、一番安くて通常価格は0.56kくらい、今回はセール中で税抜きワンコイン未満という、ボトル代、流通販売経費、税金を考えたらちゃんと葡萄使ってるの? と不安になる1本、アタクシのレビューでは最安値となります。

取り扱いはメルシャン、透明感あるライトゴールド、Alc12%、レモン、グレープフルーツ、香りは弱めでもスッと抜ける果実味の後口が悪くない感じ。

今回は2本並行してるので4日かけてますが、さすがに後半は良さが減少してきました、出来れば2日目までで飲みきりたい。それでも果実味がちゃんと感じられるのは大したもの、白ワインが好みで毎日飲まないと手が震えちゃう方なら😇試す価値がありそう。

サイゼリヤのお気軽なメニューなんかと合わせたら最強かも、インスパイアで自宅アレンジで缶やパウチのソース使って野菜とハムソーセージで格安セットをキメたい感じ。20220608-0611

Vivinoの自分の投稿より

Sunrise Chardonnay 2021

辛辣なコメントつけて申し訳ございません

★★★ 3.0点

コンチャイトロ同門対決第一弾の2本目がこちら、サンライズシャルドネ、こちらは裏に記載があり2021、通常価格は税抜き約0.9k割引アリで約0.8k、オークチップを突っ込んで果実味を隠すアタクシが大嫌いな作りが感じられます。この価格帯で費用がかかるオーク樽が使えるわけはありませんので表面についてまわる臭いが腹立たしいです。

やや黄色いゴールド、Alc12.5%、2日目は落ち着き多少はクリーミーさが感じますが、ニューワールドの樽香強すぎなシャルドネの嫌な感じが前面に来て楽しくありません。奥にトロピカルフルーツの香りがちょっとします。割引後の価格は税抜き約0.8kを切りますが、比較しているフロンテラがワンコインと価格比で優秀なので、余計なことをして価格を上げているとしか思えない作りに納得がいきませんね。

このワインにまずまずと感じたのは2日目、アサリのワイン蒸しに投入、加熱すると木屑の過剰な感じは消えました。葡萄の香りを隠すような余計なことするな😎、例え安っほくても葡萄の香りが好きだからワインを楽しみにしてるんだ。20220608-0611

Vivinoの自分の投稿より

インターバルタイム

サントリー白ワインソーダ

甘いのが大丈夫なら悪くないです

疑問に思ったらやってみよーってことで、サントリーの白ワインソーダとスーパーで買える3桁のワインをソーダで割って、同じくらいのアルコール度数に調整して、きちんとしたワイングラスで比べてみたよ。

缶のワインソーダ、Alc5.5%とのこと、さすがに商品として考えられているのでバランスはまずまず、アタクシにはちょっと甘いですが、葡萄の風味が感じられて、スパークリングワインでもアルコールが強すぎるという方には良さそう。

サンライズのシャルドネにソーダ水、樽風味が好きな方はいいのかなぁ、安い薄いが前面に来てバランス悪い、加糖して甘くしたらイケるのかなぁ?

フロンテラのシャルドネにソーダ水、果実味がちゃんと感じられ甘くないのに和やかな喉越し、缶のワインソーダより好み、このワイン、ワンコインレベルなのに恐るべき実力があるのかも。

Vivinoの自分の写真投稿より

第一戦はサンライズがあまりにも自分には合わず、そのまま飲み続けるには厳しく途中で飽きていたので、炭酸割のスプリッツァーと缶製品の比較番外編で中休みしました。

第二戦 ディアブロ対コノスル

Casillero del Diablo Chardonnay (Reserva) 2019

赤も試したいですね

★★★⭐︎ 3.5点

コンチャイトロといえば、メジャーなブランドはこのディアブロです。スーパーの割引セールで税抜き約1.2k、ボトルに紙のPR用のタグがついていて「世界No.1 プレミアムチリワイン」とか強気な文言が煌めきます。樽風味はありますが、しっかり冷やして樽ドネに最適化されたリーデルの広口グラスを使用しましたらバランスが取れました。

Alc13.5%、明るいイエロー、レモン、ライム、しっかり冷やしての状態では不自然な木材の臭みはあまりなく樽ぽさは適切で、フロンテラのシャルドネを好ましく熟成したような雰囲気を作ることに成功してます。冷えている限りは比較的に味わいはソリッドですが苦味もほどほどで食事とは合わせ易い感じ、サンライズは不自然な木材の臭みが強調され、葡萄の香りや舌触りが消されていましたが、こちらは葡萄を忘れないで果実味を気にかけた感じが良好です。

今日はアジフライ、鶏ササミの揚げ物とかを合わせましたが、酸味がキリキリ来ないので青魚は微妙、鶏肉は適切、強くないチーズも丁度よく蒸し暑い今日の気候の中では良好でした。20220623

アタクシの基準ではコンチャイトロ同門対決はサンライズの1人負け、安いワインにも真剣に向き合います。

Vivinoの自分の投稿より

Cono Sur Bicicleta Reserva Unoaked Chardonnay 2020

樽香がないのはありがたい勢におすすめ

★★★⭐︎ 3.5点

コンチャイトロ対決のための開栓、スクリューキャップ、大幅割引で税抜き660円、コノスルはコンチャイトロの輸出専用のブランド、扱いはスマイルという業者さん、ワイン以外にも梱包材とか色々とやってます。なぜ自転車のラベルにリゼルバと少し上級な名称がついているのかは飲めばわかる感じです。コンチャイトロ名義はメルシャンが取り扱い、他国も同様かはわかりませんがコノスルを完全に別のラインとして共存させたい意志を感じます。

キレイなライトイエロー、Alc13%、アンオークドとわざわざ記載してあることが果実味重視を好むアタクシにピッタリですが、レモン、ライム感よりはディアブロと並べると少し雑味があるトロピカルフルーツ感が、「これはこれで」をつけた良さとなってます。

ワインを楽しんでいる感がしっかりと感じられる良さがあると思います。少なくとも北米や豪辺りのいいワインとの連続性はあるのでは? つぎのステップは貴方の感受性が鍵、楽しい天国への階段か地獄の1丁目かは貴方次第かと思います。20220623

Vivinoの自分の投稿より

コストパフォーマンスでコノスルビシクレタリゼルバが圧勝という当初の予想ははずれて、フロンテラの素直な飲み口、それをそこそこバランスをとって洗練させたディアブロの品質に驚くことになりました。

この結果を踏まえて、普及価格帯のワインで次の比較対決シリーズをやった話はあらためて書きましょう、ではまた。

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