血糖値とは?
健康診断や人間ドックなどで一度は聞いたことがあるであろう「血糖値」ですが、何かご存知ですか?
血糖値とは「血液中に取り込まれたグルコース (ブドウ糖) の量」のことで、食事の前後で上がったり下がったりします。
#空腹時血糖の理想値は80〜95mg /dLです。
グルコースは炭水化物が分解されてできるものなので、炭水化物を摂ると血液中に含まれるグルコースの量が増え、血糖値が上昇します。
健康な人でも食後は一定の幅で血糖値は変化するのですが、食後に血糖値が急上昇し急降下する「血糖値スパイク」が起こると糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高くなります。
また、血糖値が下がりすぎてもよくありません。
血糖値が70mg/dL以下になるとイライラする・攻撃的になる・不安や恐怖を感じる・うつっぽくなる・皮膚が痒くなるなどの症状が出ます。
#血糖値スパイクの詳しいことは次回お伝えします!
血糖値に影響を与える炭水化物ですが、炭水化物は「食物繊維」「糖質」「糖類」に分かれます。
よく聞く「糖質」は炭水化物から食物繊維を除いたもので、糖質=炭水化物ではありません。
炭水化物=食物繊維+糖質+糖類です。
そして、血糖値を上げるのは食物繊維ではなく「糖質」です。
#食物繊維は消化吸収されないため血糖値を上げません。
むしろ、食物繊維は腸の壁をコーティングしたり、食べたものの粘性を高めたりすることで糖質の吸収を穏やかにして血糖値の急上昇を防ぐのです。
血糖値の急上昇を防ぐ方法はいくつかあるのですが、また今度お伝えします!
*まとめ*
・血糖値とは「血液中に取り込まれたグルコース (ブドウ糖) の量」のこと
・血糖値に影響するのは炭水化物から食物繊維を除いた「糖質」である
・血糖値は高すぎても低すぎても良くない