Satoshi_Yoshikata

イタリア料理式 ricetta8.7【リチェッタハッテンナナ】のオーナーシェフ 京都で…

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イタリア料理式 ricetta8.7【リチェッタハッテンナナ】のオーナーシェフ 京都でイタリア料理みたいなお店を営む人 元ラッパー めっちゃ韻踏みます 好奇心と憂いを混ぜ合わせて少し先を考える 【なんでもできる人にならなくていい】がモットー

最近の記事

◾️その11 この5年ほどモヤモヤしている事

イタリアが身近じゃなかった頃は 本場のイタリア料理を日本で!みたいな感じだったけど、もう情報もその手のお店も世の中には溢れかえっていて あらゆるものが身近になってしまった世界のせいで ニーズや食べ手側どころか作り手側の思考も変わってきた どこかの国の料理ってコンテンツから 表現が個性の主張に移行して来た時 その料理はかつて 無国籍とかフュージョンとかカリフォルニア料理なんて言い方で通り過ぎて来た 個性の料理ってコンテンツが派生してくる流れは前からあったけど 今はそれがより

    • ■その10 結局は自分じゃない誰かの活躍が大事

      ヤンキー漫画なんかを見ていると街の顔役を集めて隣町の悪い奴らをやっつけに行くシーンとか超絶かっこいいと思うのは男の憧れに近い ※クローズ見すぎた ーーーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーーーー 今回のこれは雇う側の話だけではなくて、雇われる側の人にも知ってほしい話。 私のお店は1年目をワンオペで過ごしてきた 家賃、席数、単価の設定で売上の天井はおおよそ決まってくる 楽しんでもらえる集客の最大数には限界がある 無理をすれば受け入れられたりするけども サービ

      • ■その9 変わったものが食べたいのではなく素敵なものが食べたい

        飲食店のスタイルやこだわりは実にさまざまで、その形は決して一定ではなくて。 和洋中なんて基本のジャンル分けの言葉を口にこそすれど、明確な区分なんて利用者側にはあまりなく和洋折衷なんて言葉も化石になっている。 ※若い人なんて和洋折衷って言葉とか呪文にしか聞こえないと思うw ここには別に正解なんかなくて。 伝統の継承やその土地を愛した人達が思いをもって形にして伝えていく料理も 経験を活かして作り上げるスタイルも 基本なんかすっ飛ばして、根拠に基づいて自分なりの解釈と尺度で表現

        • ◾️その8 〜しないと言う選択

          飲んだら飲まない、とか、オレオレ電話は信用しない、とか、そんな話ではない、っていう~ないの話では無い ※だけども飲んだら乗っちゃダメよ、自転車も【自戒】 ヨシカータのお店は対策は十分に練った上で コロナ禍にお店オープンさせたんだけど 知名度も京都じゃまだあんまりどころか馬の骨レベルに無いなので コロナのせいだったって言えるような影響はないっつーか関係ないのが皮肉 そんなこんなの言い訳してられないままにそこそこ過ごしてきて 漸く予約も入れてもらえるようになってきた【ありがた

        ◾️その11 この5年ほどモヤモヤしている事

          ■その7 コスパという言葉の呪縛

          呪術廻戦って言いにくい ※きゃりーぱみゅぱみゅの次くらい ※東京特許許可局が最強 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー コスパ≠安価 間違いがちな部分 コストは原価 売値と原価 その原価を抑えるために工夫してより良いものを価格を抑えて提供する 価格より価値を高く感じるものがコスパが良いもの それがいつの間にか 【コスパ】=【安価なものを売るために安い原価でギリギリ良いものを作る】 間違いではないんだろうけども もちろん、そ

          ■その7 コスパという言葉の呪縛

          ■その6 料理屋のプラスアルファ【付加価値】

          休みの日の暴飲暴食の癖をなんとかしたい ※絶対治らない ヨシカータが外食する理由としては ①ネタ探し&パクリたい ②自分との料理の距離感 ③美味しいものが食べたい ①がカス過ぎるんだな、ヨシカータ ※泥棒シェフ —————————————————————— 日本における外食に対するお客さんのモチベーションつーかシチュエーションつーかをザックリ3種類に ①家で作る時間がないからに外で食べる ②自炊力が低いところからの安飯飲み ③ご馳走を食べにいく むやみやたらに時

          ■その6 料理屋のプラスアルファ【付加価値】

          ■ その5 やりたい事とやらなくちゃいけない事

          一生懸命やってると「なんでこれやってるんだっけ?」みたいな事は多々あるし、 なんだったら五歩くらい歩いたら「何するんだっけ?」みたいな事が最近多い ※これは、老い ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 少し前に街を歩いていたら、新規オープンの個人店らしきビストロを見つけたんだけど どんな感じかなぁと、黒板メニューに目を向けてみたら 1番上の最も目に付くところに【こだわりのポテトサラダ】って書いてた 「それって、やりたい事でしたか?」

          ■ その5 やりたい事とやらなくちゃいけない事

          ■その4 コンプレックス

          東京で暮らしてた頃、いつも自分は田舎者だと思って必死に抗ってた ※だと思って…って言うか山も田んぼも畑も川もあるザ田舎だったんだけどねw 今でこそ、兵庫県川西市出身って言ってるけど その昔はどうせ伝わらないと思って兵庫県民って言ってたわけで どこかわかんない謎の土地出身の馬の骨が都会でハシャいでるって思われるのが恥ずかしくて 必死こいて、大阪のミナミで過ごしている時も東京で生きている時も、新しいものを掴みにかかって、目一杯背伸びしてた 他人を羨み、憧れ、嫉妬していたわけ

          ■その4 コンプレックス

          ■その3 じゃない京都

          京都の冬は寒いとよく聞きます、厳密には寒さの質が違うと感じます 芯から冷える京都と表面から寒さをぶつけて来る東京って感じです ※結果、どっちも嫌だ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「じゃない京都」 お店づくりをする上で、傾向と対策なんてことは当然考えまくるわけで その土地のクセとか流行りは多少なりとも理解しておかなくてならなくて 街を歩きながらキョロキョロする癖があって、それは脳内で他所のお店さんの営業をシミュレーショ

          ■その3 じゃない京都

          ■その2 スタッフとその未来の話

          こんなタイトルつけたところで私は昨日までワンオペでしたけどね ※スタッフおらんかったんかーい 数奇な失敗人生のおかげで、5度もの自店舗立ち上げを経験できたやり直し人生 これは先日に書いた日記にすごく反映されていて 成功の秘訣なんてわからないんだけども これはやっちゃダメだってことだけはたくさん学べたのが今の位置 その中でとりわけ大事なのは スタッフとの距離と考え方 もう、弟子のように全ての新人を雇う考え方はあまりにもナンセンスだと思っている スタッフ達にそれぞれの人生が

          ■その2 スタッフとその未来の話

          ■その1 京都でお店を立ち上げてかれこれあれこれ

          お店を立ち上げてそこそこの時間が過ぎたので振り返ってみようかと思ってみたりしたので noteデビューもしてみたり 立ち上げの際全てのチョイスやネーミングに至るまで、何かしらの意味を持たせることを最初から決めてたわけで ※裏テーマ ※陰謀論的な ※陰謀なんてなんもない コンセプト・コンテンツを考える事はメニューを考える100倍大事だと思ってて 唯一無二は難しいかもしれないけど棲み分けができて他と区別がつくようにするのが大事 コンセプトとコンテンツの部分がごちゃ混ぜに考えて

          ■その1 京都でお店を立ち上げてかれこれあれこれ