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■ その5 やりたい事とやらなくちゃいけない事


一生懸命やってると「なんでこれやってるんだっけ?」みたいな事は多々あるし、
なんだったら五歩くらい歩いたら「何するんだっけ?」みたいな事が最近多い

※これは、老い

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少し前に街を歩いていたら、新規オープンの個人店らしきビストロを見つけたんだけど
どんな感じかなぁと、黒板メニューに目を向けてみたら

1番上の最も目に付くところに【こだわりのポテトサラダ】って書いてた

「それって、やりたい事でしたか?」

※やりたい事をもっと強くする

独立をする、新規オープンのお店の舵取りを任される
多少の違いはあれど、運営をしていく部分では大体同じ

じゃ、最初何するの?ってなると
料理人はメニューから脳みそを使うんだけど、最初はとにかくやらなくちゃいけない事を羅列をしていったほうがいい
順序としては、なんであろうとお客さんに「おっ」て思ってもらわないと始まらなくて
来てもらうためのメニューを作る為の準備の準備みたいな感じで

売り手側のスキルの把握
立地が持ってるポテンシャル
箱の規模
得意なもの、みたいな感じで

①主人公になる人が生み出せる客単価
②それに見合った立地と店の規模
③売り上げ見込みと必要来客数に対しての売り手側の必要最低人数
④コンセプトとそれを支えるコンテンツ

こんな感じで骨組みを考える

この辺りをしっかりと決めるためにも
自己評価と他人の評価の誤差を確認するのはめっちゃ大事
主人公的には10000円の価値があると思ってるけど、周りから6000円だと言われたら
そのエラーはどこなのかを冷静に判断しなくちゃなんないよね、やりたい事だからココはしっかり

その場所【立地】の価値との比較はすごい重要で
立地と建物の規模が提案するメニューとマッチしないところはやめた方がいいし
高級な土地でただ安価な事をするのは無謀
ファンが着くまでのランニングコストが辛すぎる

迂闊にコストと価格を下げてπが多いとは言え若年齢層とかの取り込みで戦おうとすると、大手市場とぶつかり合う事になるし、資金というスタミナの量で負けるから早々と息切れが始まる
当初、上手く立ち回れて動き出したとしても
利幅が小さく手数がふえるので、結果息切れが始まってしまう状況はたくさん見てきた
そもそも、集客するために安いメニューを乱発して仕込みが追いつかないって、やりたい事だったっけ?敷居を下げるため、間口を広げるための安易な安価のメニューはこだわりの価値を下げるだけ

新規立ち上げの際にあれこれ作りたいってメニューを色々増やしすぎて、やることが増えすぎてパンクはするしイライラはするし原価率見えなくなってるしでドツボ
※ここまで身に覚えしかないってのが辛いw

やりたい事は深さと高さを追求してブラッシュアップ
やらなきゃいけない事は是正して、そこから“やらなきゃいけないような事”を洗い出す
洗い出したらいけないような事はそもそもやらなくていい事だからゴミ箱へ

日々、振り返って足元を見て確認をする
自分と世の中のズレの認知
これはマーケティングのする前の基本だと思うんすよ

改めて確認した時に認知がずれている、高いスキルを持ったスタッフがいる
もっと戦える武器を持ってたのに上手く使えてないなどの修正箇所が見えているのなら
トライ&エラーを繰り返して途中からでも方向転換なんかバンバンやればいい
躊躇う理由としては、これまでのお客さんを失うかもしれない事、でしかない

でもね、ファンならちゃんとついて来てくれる
頻度が下がったってちゃんと遊びに来てくれる

※ファンと常連客のお話はまた今度

飲食の波はかなり荒くなってるともっとキツくなるていると思う
その中で舵を取るってのはリスク回避と正しい航路を見出して波を乗り越えていくって鬼スキルが求められちゃう
リスク回避しすぎて超遠回り&迷子も残念すぎる
同じ船員も疲れ果てて壊れてしまう
そんなとこにも気を使わなくちゃいけないのかーい!ってなるかもだけど、それが頭を張るってことでしょう
だからこそ、きちんとやりたい事をもう一度見つめ直して
本当にやらなきゃいけない事は日々最小の動きでこなして
むやみに増やしてしまっている“【やらなきゃいけないような事】”は断捨離しちゃえ

空いた時間でやりたい事をもっと磨いて

重心がブレブレの船だと危ないから、しっかり芯を作って
波をかき分けて乗り越えていきたいっすね


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