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【深島暮らし日記】 #3 島の産業:深島みそ

久しぶりの更新になってしまいました。
こんにちは、稲石渓太です!
今回は島の産業について書いていきたいと思います。

日本には400以上の有人離島があります。
それだけあれば当然大きさも人口も島それぞれで、
産業もまた同様に島それぞれ。

そして、人口13人(自分も入れちゃう)の深島の産業とは…そう!

「深島みそ」です!!

深島みそ


深島みそってどんなみそ?

主な原材料は麦。
写真のように白く、甘みがあるのが深島みその特徴です。みそを作り始めてから製法はずっと当時のまま。
魚や貝にとてもよく合い、それらでダシを取った味噌汁は絶品です…!
野菜をそのままディップしても(マヨネーズと和えても👍)よし、料理に隠し味として加えてもよし。そんなお味噌でございます。

現在は、深島で唯一のカフェ&宿を営む「でぃーぷまりん」
安部達也さん、あづみさんご夫婦が2人でみそ作りを引き継いでいます。
(僕を雇ってくれている方です🙇‍♂️)

僕もみその仕込み作業には加わっているものの、基本的にずっと2人で作り続けていて、作業工程を知るとその労力には頭が上がりません。
というのも、深島にみそを製造する機械などはなく、小さな加工場で全て手作業で行なっているからです。仕込みからパック詰め、梱包・発送まで、全て人の手でなされています。

深島みその加工場:通称「みそ屋」
「みそ屋」の中


どんな風に作ってる?

主な原材料は麦と紹介しましたが、他にも大豆、お米、塩を使っています。
全て国産の材料を使用しています。
麦を蒸したりお米を炊いたりするのは、かまどです。
みそ仕込みの日は薪で火を起こすところから始まります。

かまどで麦を蒸してるとこ

蒸した麦に麹を混ぜ合わせ、寝かせます。
下の写真は麦を蒸す前と、麹を混ぜて寝かせた後を比べたものです。
右の麹がついた後の写真をよく見ると、麦にフワフワしたものが付着しているのがわかるでしょうか? これが麹です!
アップで見るとかわいいのです。拡大して見てみてね。

麦のビフォーアフター

麹がついた麦を他の材料たちと混ぜます。
手作業です! 夏はかなりあっちい😅
これまた均一に混ぜるのが難しいのです。

そして発酵させていき、唯一無二の深島みそができあがるのです!

静かに発酵を待つ


ちなみにお昼は……

わざわざ見出しにして分けるほどかと思うかもですが…(笑)
ちなみに、みそを仕込む日の昼食はというと、
釜で炊いたご飯をおにぎりにし、炭火で干物を焼いていただきます。

結局これが一番美味しいんだ🌾🐟



深島みそを味わうには

さて、こうして「深島みそ」はできあがっていくわけですが、
こちら、「でぃーぷまりん」のHP。


こちらからは深島みそなどを購入できます。


さらにさらに、こちらは「でぃーぷまりん」のnoteです。


最後にもひとつご紹介したいのが、
僕の地元茨城県で、なんと深島みそを使ったラーメンやまぜそばを提供しているお店があるのです。
その名も「麺飯熊猫(メンハンパンダ)」!!

離島好きのオーナーが深島みそに辿り着き、開発したラーメンやまぜそばが好評! お店でも通販でもいただけます。
まさか茨城県内で深島みそを使ったお店があるなんて、もはや奇跡です✨
ぜひ足を運んでみてください〜〜!

https://instagram.com/men.han.panda?igshid=Y2IzZGU1MTFhOQ==

↑お店のインスタ



島の人たちが大事に繋いだ深島みそをみなさんも味わってみてください。
以上、久しぶりの投稿でした!

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